2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Lee Dorsey / Night People

一昨日、昨日とテリー・アダムス&スティーヴ・ファーガソン・カルテット フィーチャリング・トム・アルドリーノ・ウィズ・ピート・トイゴのライヴを見ていた。 ちなみに、スティーヴ・ファーガソンはNRBQのオリジナル・メンバーだったが、 1970年にバンドを…

The Mike Settle Shinding / The Mike Settle Shinding

ハイファイ大江田・松永チームによる新たなCDリイシュー企画、「ビター・スウィート・アメリカ」シリーズがスタートした。 なかなかアナログでは手に入りにくくなってきたローカルな逸品を掘り起こしてCD化し、それを多くの人に聞いてもらおうというのが、企…

Dick Dale And His Del-tones / King Of The Surf Guitar

サーファーに今こそ雷撃が必要だ。真のSurf Nuts(サーフ・バカ)であって欲しい。 「あの"ナターシャ"がウン年振りにやってきた!…ううっ(武者震い)」 "波子"とか日本語名でもいいなぁ。 そう、巨大な波のことを擬人化して呼んで欲しいのだ。 そんなアツ…

Don Choate / Thursday’s Children

フランソワーズ・トリフォーの映画「アメリカの夜」。ノイローゼ気味のハリウッド女優や気難しい男優、妊娠がバレた新人など、問題あるスタッフをかかえて、監督の撮影もなかなかはかどらない……。映画撮影の風景というシチュエーションだけで、特にストーリ…

Harold Arlen / Harold Sings Arlen

旦那芸ということについて考える。 その究極は、 落語の「寝床」に出てくるような 浄瑠璃が好きなんだけど下手でしょうがない大家さんとか、 そういう人たちのことだろう。 本人快感200%ぐらいの歌や芸事のことだ。 もちろん、聴かされる身としては「寝床」…

Ray Conniff / Happiness Is

毎週日曜日のお昼、正午から1時間、TBSラジオで放送されている「バックグラウンド・ミュージック」の選曲を始めて十数年。イージー・リスニング、ポップス・オーケストラ、インストルメンタル、ライトジャズ、コーラスなどを選曲し、若山弦蔵さんの渋い声の…

The Mary Kaye Trio / Up Front!

お控えなすって! と、誰かが指摘する前に言っておきたかった。 3人揃って、見事なタンカ切ってます。 美しいほどのタンカ・ジャケであります。 任侠の世界に憧れがあるわけではないけれど、 タンカとか、戦国時代の「やーやー我こそは」みたいな名乗りの儀…

Frank Sinatra / Watertown

フランク・シナトラの傑作「ウォータータウン」は、 フォー・シーズンスのボブ・ゴーディオをプロデューサーに迎えて制作されている。 アメリカのどこでもない架空の街、ウォータータウンを舞台にした 男女の別れがアルバムのストーリーラインとしてぼんやり…

Dick Stabile / Plays For You

私事で恐縮ですが、本日はイベントの告知を。 来たる7月30日(日)、わたしめ EAU CAFE Shonan ( http://homepage.mac.com/eaucafe/ )という湘南にある海の家にて、素晴らしすぎる耳をお持ちの、弊社のお客様でもあるYさんが企画されたイベントに参加させ…

Harold Bradley / Bossa Nova Goes To Nashville

ナッシュヴィル産のサウンドが好きになったのは、いつ頃からなのだろう。"ど"の付くカントリーは少し苦手。たぶんHomer & Jethroの二人がギターとマンドリンでジャズってるアルバムを知った頃から、ぐっと前のめりになった。二十年くらい前のことだ。なにし…

Al Caiola / Soft Guitars

ほとんどソロに近いギターとか、ギターとボーカルだけのデュオとか、ベースのソロとか、そういうシンプルな音楽って、レコードで聴いた方がいいい。どうしてなのか良くわからないけれども。レコードをプレイヤーに載せてそっと針を置き、そしてアンプのヴォ…

Starbuck / Moonlight Feels Right

このアルバムのタイトル曲「Moonlight Feels Right」を初めて聴いたのは、FENだった。ラジオからこの曲が流れてきて、思わず耳がクィッとそちらに惹かれ、そして間奏が流れてきてビックリ。間奏のインストルメンタル部分は、なんとマリンバがリードを取って…

Pianosaurus / Groovy Neighborhood

ちょっと前のメルマガで、大江田さんの代打で冒頭の文章を書いたとき、 石垣島で中古レコード屋さんに行ったことに触れた。 インターネットの時代になって日本も世界も狭くなったけど、 やはり知らない土地に出かけていって、知らない店に入り、 知らないひ…

Johnny Richards Orchestra / Aqui Se Habla Espanol

このアルバムの一曲目は、何を隠そう、 ドリフターズの「8時だよ! 全員集合」のセット転換時に使われていた 通称「盆回り」に似ている。 ぼくと同じ30代後半以上の世代であれば、 十中八九「ああ、あれ」と言ってくれるんじゃないかな。 「盆回り」もいいけ…

Anita Kerr / And The Franch Connection

アニタ・カーは女性音楽プロデューサーとして映画音楽をまるまる一本担当した最初の人物だとか、60年代初頭にスキーター・デイビスの「この世の果てまで」で全米1位の大ヒットを飛ばした最初の女性レコード・プロデューサーだとか、それだけ聴くとどんなに…

Sammy Davis Jr. / Now

チョコレートの売上げが落ち込むこの夏場に遅ればせながら「チャーリーとチョコレート工場」を観ました。 しかしながらロアルド・ダール作の同原作映画「夢のチョコレート工場」(71年作、監督・メル・ステュアート)の素晴らしさには、とてもじゃないけど及…

Julie London / Yummy, Yummy, Yummy

60年代を生きたポップ・ヴォーカリストにとって、 時代の趨勢をになうロックやポップスと、いかに同調するかというのは大きな命題だった。 60年代も後半になってくると、たいていのアーティストがビートルズあたりを皮切りに、 次々とヒット曲をジャズ風味の…

The Ventures / Where The Action Is

「Where The Action Is」と書いて、 「今やアクションあるのみ」と意訳で読んでしまうアナタは赤瀬川原平好き。 このアルバムに入っている「Nutty」という曲名を見て、 お、ナッティ・スクワーレルズ? と思ってしまうアナタは、かなりのムシ声中毒。 ナッテ…

Mary MacGregor / Torn Between Lovers

アメリカの友人からメールをもらったり、ミュージシャンからメールをもらったり。それだけもうれしいのに、糸がほどけるように色々な事柄がわかってくると、それはとてもとても楽しいことです。 メアリー・マックレガー。全米1位の大ヒット「過ぎし日の想い…

Si Zenter / Swingin’ Eye

山梨県甲府市の駅前商店街を歩き、暖簾と店構えを眺めながら、一軒の蕎麦屋を決めて中にはいりました。この辺りは東京の盛りの軽い趣味蕎麦と違って食事としての蕎麦。どんとした盛りとのよさと、たっぷりと蕎麦つゆに浸して食べるのが妙味かなと思いながら…

Leo Daimond’s Orchestra / Exciting Sounds From Romantic Places

8時半の男と言えば宮田。宮田と言えばハーモニカ。なおさら古いか。 50年代のアメリカにはハーモニカ・アンサンブルがいくつも存在する。レコードの数も多い。 おもしろおかしい動きをしながらハーモニカを吹く。おもしろおかしい音色を交えてハーモニカを…

Terry Cashman / Talkin’ Baseball

渋谷からハイファイに明治通りを歩いてくると、 最初の交差点に大きなビルがあり、中に映画館がはいっている。 そのひとつで「2番目のキス」という映画が始まった。 主演はドリュー・バリモア。 彼氏がボストン・レッドソックスのシーズン・チケットを子供の…

Cy Coleman / Cool Coleman

暑ちぃ・・・です。なぜなら現在ハイファイのエアコンが故障中。緊急事態! 本日のブログは、ちょっと涼しくなる話を。 ★故・尾崎豊氏が外出時にセカンドバッグ持ち歩いていたという話。 ネタ元は藤井フミヤと吉川晃司の「音楽番付」という番組内での対談。…

David Gates / Goodbye Girl

「男に裏切られた子持ちの元ダンサーと、俳優志願の男が反撥しながらも互いに惹かれ合いながら結ばれていく姿を描くロマンチック・コメディ」と紹介される映画「グッバイガール」。そのエンディング・シーンに流れるのが、デビット・ゲイツが歌う同名のタイ…

Nino Tempo And April Stevens / Sing The Great Songs

「Tea For Two」。 「二人でお茶を」は1925年にミュージカル「ノー・ノー・ナネット」で歌われた古いスタンダード。 発表から25年後、ドリス・デイ主演の同名映画の主題歌になり、 再び脚光を浴びたといういきさつがこの曲にはまつわっている。 「Tea For Tw…

Al Caiola / Tuff Guitar English Style

家にクロネコを飼っている。 犬には愛情をあまり持ったことがない。 どうも、あの忠実すぎる感じがなじめなくて。 意のままにならないところが好きだと言いたくて、 高校のとき、実家で飼っていた猫には「不如意(ふにょい)」と名を付けた。 バカもいい加減…

Ohata San / Soul Time In Hawaii

1960年代の初期からアメリカ経由で世界に発信されたボサノーヴァ。 その新しいトレンドをハワイで受け止め呼応したオータサン。加山雄三やハワイ産ポップソングを交えつつも、アルバムの半分以上にボサノーヴァが映り混んでいるアルバムがこれだ。 ウクレレ…

Harpo Marx / Harpo At Work

月亭八方の「八方」は、 ハーポ・マルクスが由来である、なんつって。 だったらいいのにな! ジョナサン・リッチマンに、 「ハーポがハープを弾くとき」という名曲があり、 マルクス兄弟の映画のワンシーンで、美しいハープを弾くハーポのことを活写している…

John Mayall / Notice To Appear

違法駐車の取り締まりが厳しくなり、 確かに明治通りの路上駐車もちょっと少なくなったような気がする。 アメリカの、特に大都市での取り締まりは徹底していて、 コイン式のメーターのリミットを少しでも過ぎると、 おばちゃんがバイクで回ってきて、違反の…

B.J. Thomas / I’m So Lonesome I Could Cry

昨日ワールドカップ「イングランドvsポルトガル」を観ようとテレビをつけたら、数年前文化庁がウン億円で買い上げたという曾我簫白の「群仙図屏風」がっ! ホリエモン逮捕などの大きなスクープ、災害速報に各局が緊急報道しようがアニメを定時刻に流し続ける…