2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧
- encore! 6月6日(土曜) 18:00〜 DJ's 内田靖人 原田伸彦 樺沢衝一 松永良平 藤瀬俊 Guest DJ 常盤響 大江田信 小西康陽 ...and more! Charge ¥1500 ドリンク別 恵比寿 Tenement マップはこちら - 皆様、お時間がございましたら是非。 昨晩は、友人の…
昨日、松永クンが書いていた、とある街のとあるレコード店。 この店の廻りは、道路に張り出したオープンエアのカフェ(ウエイトレス女性に、親切にしてもらったことがあるので、ごヒイキ。次はぜひ寄りたい)、日本食レストラン(まだ入ったことが無い。たぶ…
The Cool School 14 番台のふたり 大好きな街の 大好きなレコード屋。 大好きなのに よくわからないところがある。 いつ行っても 店の半分しか商品が埋まってない。 空っぽの什器が ごろごろと転がっている。 だけど不景気という感じでもない。 品物はいつ来…
ハイファイのオームページをリニューアルしました。 おそらくもうほぼ全ての方に新しいホームページをご覧いただいているものと思います。 そんなわけで新ホームページ快適利用マニュアル、2日目です。 例えばパーシー・フェイスの「Summer Place '76」の作…
昨日のブログに松永クンがハイファイのサイト・リニューアルについて触れてくれた。 大騒ぎをしながら数ヶ月がかりで行って来たリニューアルだが、やっと一段落。昨日の夕方頃にサーバ移転を完了した。 表向きのデザインはあまり変わっていないので、どこに…
The Cool School 13 来なかった男 「いっぱい買ってくれたもんだな。 明日のレコード・ショーに来るんだろ? じゃあ朝7時に裏口に来いよ。 特別に入れてやるからさ」 その約束を信じて まだ寒く暗い朝、 ぼくたちは会場となるVFWセンターの裏口に立っていた…
The Cool School 12 エリック その2 エリックと会うのは だいたい年に一度のペース。 ぼくがハイファイで買付に行くようになってから このペースだけは唯一守り続けられている。 エリックの店に行き、 今年もよろしくとあいさつをし、 ぼくらがこの街にいる…
録音技師エメリー・クックが主宰したCookレーベル。 Cookレーベルにはぶっとびの実験音楽もあれば、数作しかないけれど、カリプソをはじめとした南国系のアルバムがある。 いわゆるフィールドレコーディング、カリプソが奏でられる現場そのものが真空パック…
"演歌やアイドル・ポップスの歌手の場合は、責任を持って歌詞の主人公を演じることになっている"なんてことを、とあるサイトに書いてから、我ながらにこの言葉をヒントにして考えることになってしまった。 ボブ・ディラン自伝の冒頭、彼がグリニッジ・ヴィレ…
The Cool School 11 エリック その1 エリックのことを書こうと思う。 でも、困ったことになった。 この連載は 都市やひとの名前は極力使わないと決めて始めた。 だが、 ぼくの中ではエリックはどうしてもエリックなのだ。 エリックのことはエリックと書きた…
クルーナー・タイプの小粋でいなせなヴォーカル。ファルセットぎりぎりの音程も上手い具合に地声を保っているあたり、ファルセットの美声を善しとするハワイアンの伝統とは、少し違う美意識を感じさせる。それがソニー・カマヘレのマナーなのかも。 1950年代…
今日、みえたアメリカ人観光客のお客様。 ニューヨークの生まれ育ち。このところ10年程はオランダのアムステルダムに住んでいる。こんなレコード、あんなレコードは無いかしら?というので、渋谷の他店の地図を書いて教えてあげると、それが皮切りにひとしき…
The Cool School 10 ベスト・店員・イン・タウン アメリカのレコード屋の店員には 2種類しかいない。 それは トイレを貸してくれる店員と 貸してくれない店員だ。 断るときのいいわけは だいたいこんな感じ。 「今、壊れてるんだ」 「うちにはトイレないんだ…
The Cool School 9 むっつりおじさんの表と裏 この連載では レコード屋の店主と仲良くなって これこれこういう話をして、 みたいなパターンが多いと思われるかもしれない。 実際には こういう商売に偏屈はつきものというか、 必ずしも仲良くはなれていないケ…
書いている今はもう18日の朝方。ない頭をこねくり回していると、"五月病"という言葉が頭をよぎった。五月、皐月…、そういえば「さつき」という名前の女性に会ったことがない。それに「トトロのヒロイン」と「片山さつき」くらいしか思い浮かばない…はぁ…どう…
The Cool School 8 イギリスなまり 何年か前にロンドンに行ったことがあり、 そのときにキングス・イングリッシュをいっぱい聞いた。 いや、 正確に言えば マッスウェル・ヒルのパブとかで聞いた言葉なので パブズ・イングリッシュみたいなものかもしれない…
ソロ・アコギのトレンドには、いくつかの系譜がある。そのひとつは、小粋なジャズ・ソングを巧みにカバーするジョン・ミラー型のもの。またジョン・フェイヒィ以降、レオ・コッキなどによって親しみやすい形で受け継がれたエクスペリメンタルな音響系のもの…
昨日のブログに靴の話を書いたのは、エディ・ヘイゼルのアルバムを眺めていたら、彼がスタンスミスを履いている事に気づいたから。スタン・スミスはドイツのスポーツ用品メーカー、アディダスが1955年から販売しているロング・セラーのテニス・シューズだ。 …
アメリカのモーテルに泊まる時のこと、ああ、やっとモーテルに着いたとほっとして、ふとベットが目に入る度にフシギに思うことがあった。ベットカバーの足下のところに、帯のように、腹巻きのようにして掛けられている布地を見ては、これはなぜ、どうして掛…
The Cool School 7 ふたりの女、かつらの男 その3 ある年の秋、 彼女たちの店をまた訪れた。 聞けば 彼女たちの商売は順調で、 奥の階段でつながっている半地下を 倉庫代わりに借りることにしたのだという。 そこは 去年までは かつらの男の店があったところ…
The Cool School 6 ふたりの女、かつらの男 その2 伝説のジャズ屋を引き継いだのは若い女性ふたり。 どうなることやらと心配したのは ほんの一瞬。 ふたりの感性は 死んだ店主の残した頑固さという遺産をうまく消化して 新しい魅力を作り出し始めていた。 ふ…
週刊モーニングに連載の望月峰太郎の「東京怪童」。 先週号では、なんとヴィニシウス・モラエスの「Samba Da Bencao」の歌詞が、美しく引用されていた。 曲のタイトルで「はて?」となる方も、聴けば「あぁ、これね。」となることでしょう。本当に数多くのア…
一昨々日に書いたブログを読んで、反応してくれたお客様がいた。 「気になって、気になって」と言いながら、リカルド・サントス楽団のアルバム「Holiday In Japan」を試聴された。 「日本」企画もの。 英米仏などで録音された「日本」向け企画は、日本の音楽…
The Cool School 5 ふたりの女、かつらの男 その1 ぼくがハイファイで働くようになって まだ間もないころ。 アメリカの北の街のジャズ屋に行った。 名物オヤジがいて、 ジャズに詳しいだけじゃなく、 ちょっと変わったレコードや通好みのロックも置いている…
今でこそフィンガリングのギターによるラグタイムの演奏は、多く耳にするようになったけれども、おそらくこのアルバムがそうした試みの先駆けだったのではないかと思う。 戦前カントリー・ブルースのシンガーが、ラグタイムのフレーズやベース・ランを織り込…
昨晩、関西から帰って来ました。 土曜日の昼に東京を発ち、翌日の祝春一番コンサートに林亭が出演、そのまま関西に都合三泊して、久しぶりの休暇を楽しみました。パソコンを持っていかなかった(楽器やら何やらで荷物が多くてカバンに入らなかった)こともあ…
The Cool School 4 しずかな男 その4 くらい店内にあらためて灯りを点ける。 照らし出された店の中は かつてあれほどレコードでいっぱいだったのに、 かなり空いたスペースの目立つようになっていた。 この店のすごいところはたくさんあるが、 そのひとつは…
The Cool School 3 しずかな男 その3 約束をした その翌日が来た。 インタビューの前に まず倉庫を見せてもらうことになっていた。 店主は ぼくたちに気を許してくれたのか、 それとも本当に何もかも売り払う覚悟なのか、 閉店後に店の近くにある倉庫に 案内…
週明け、また数日後に「フェーズ5」から「フェーズ6」に引き上げとの噂がネットを駆け巡っております。 一部ではパンデミックとまではならず、感染者の数、騒ぎは収束するとも言われておりますが、GW海外に行かれているかたはどうぞお気をつけて。 なんの…
The Cool School 2 しずかな男 その2 物静かな店主は ぼくのインタビューの申し出に あっさり応えてくれた。 しかし、 この日はドキュメンタリーのロケもいろいろと続くし、 さらに夕方からは 奥のイージーリスニング・ルームにDJブースを配置して この店へ…