2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
The Cool School 28 ドッグス その3 レコード屋の名犬を2匹紹介してきた。 犬とレコードのかかわり合いを考えると やはりRCAビクターのトレードマークとして有名な ニッパー犬ということになるのだろう。 ニッパー犬というより 犬の名前が「ニッパー」なのだ…
The Cool School 27 ドッグス その2 今回もレコード屋の名犬を紹介する。 彼の名は ピーウィー。 西海岸の店に生息している。 長い手足と 精悍なからだを持つ大型犬。 初めて見たときは ドーベルマンかと思ったけれど、 やさしい目を持つピーウィーは 乱暴な…
今日、今から友人の結婚パーティのDJをする。 あいにくの雨模様。機材は持ち込みなので少し頭が痛い。 しかし、"結婚パーティのDJ"って、皆どうしてるんだろう? ちょっと気になって「結婚式 DJ」でググってみた。 踊る「派遣DJ」の文字。 「オールジャンルO…
今日も新聞を読んでいて気づいた記事から。 アメリカ地方新聞が瀕死の状態だと言う。地方議会では"絶滅危惧種"として支援を探る動きが始まっているらしい。 アメリカには新聞の宅配は無いらしいということを知ったのは、「Jimmy Brown The Newsboy」という歌…
The Cool School 26 ドッグス その1 ぼくは 犬よりも猫が好きと 公言してはばからない人間のひとりなのだが、 レコード屋に 店主のよき友だちとしてかしこまっている姿が似合うのは 断然、犬なんだと認めざるを得ない。 猫と比べてどこがどうというのではな…
今朝の新聞を読んでいたら、3万5千年前のフルートが見つかったとする記事と出会った。写真入りで紹介されている。12の破片として発見されたが、つなぎ合わせると長さが21.8センチ、直径約8ミリ程度のフルートとなったという。 吹き口の形状を見ると、横位置…
このアルバムを見ていて、思い出した。 たしか日曜日の午前中、現テレビ朝日の番組に渡辺貞夫さんが出演していた。ぼくはそれを見ていた。 渡辺貞夫さんが、ボサノバとは何かを解説していて、アルト・サックスを吹いていたのではなかったか。 調べてみるとそ…
The Cool School 25 待ちぼうけ その2 今日は買付は“一時間だけしか”しないからという約束で 弟とやってきた北の港町のレコード屋にて。 街の散策をしてくればと 弟を送り出したらしめたもの。 サクサクと良いレコードを抜いているうちに 一時間経ち、 二時…
The Cool School 24 待ちぼうけ その1 「一時間ぐらいで終わるから」 それがぼくのいいわけだった。 その年の夏、 突然、アメリカにやって来たのは 純粋に買付が目的ではなかった。 急に決まったライヴ取材で、 取材とは言え、ほとんど自腹の渡航だったので…
好きなアニメが最終回を迎えていた。 1クール(全12〜13話)が、こんなに短かったなんて。 好きなアニメというのは、"ハルヒ""らきすた"の京都アニメーションこと通称"京アニ"制作の「けいおん!」と、攻殻機動隊シリーズが有名な Production I.Gが制作…
ボブ・カーズ・フーピー・バンドのメイキン・ウーピーを聞いていたら、耳覚えのあるメロディ、というか馴染みのあるコード進行が流れてきた。 ジャケットを見たら、「ドクター・ジャズ」と書かれている。ドクター・ジャズと言えばと思い出したのが、ケイシー…
The Cool School 23 図書館 レコード屋の間だけで通用するスラング、 というほど一般的でもないのだが、 共通認識として意識している言葉のひとつに “図書館”がある。 「あの店は“図書館”だから疲れるよ」 なんて言い方をする。 さて、 どういう意味なんでし…
レコード会社に勤め制作に関わるようになってから、シングルのイントロの長さに興味を持つようになった。 僕がそうした仕事をしていたのは、70年代の半ばからほぼ20年ほどのこと。J-Popがマーケットの主流となった80年代中期以降ならばいざ知らず、70年代で…
アメリカでイージー・リスニングのコーナーでレコードを探して いると、おびただしい数のアンドレ・コステラネッツのLPと出会う。 同一アルバムが複数枚ストックしてある、という意味ではない。 おびただしい種類のタイトル数と出会うという意味だ。 どうし…
The Cool School 22 カモナ・マイ・ハウス レコードショーで一心不乱にお目当てを探しているときや、 レコード屋で収穫をうず高く積み上げているとき、 誰かに話しかけられるという経験は 少なくない。 多くの場合は、 ディーラーたちからの自分の倉庫に来な…
The Cool School 21 All sales are final. 坂の多い街のてっぺんの 小高い丘のような場所に一本の道があり、 こじんまりとしたその店はあった。 下り坂の上に建てられているので 入り口が2階で 奥に進むと下に降りる階段があり その先が1階になっている ちょ…
「休みの日に何をしているの?」 会話に困ったときに出る質問か、ただそれとなく会話する手段の一つだと思う。 もしかしてホントに「ちょっと興味あるの。」というサインだろうか? 世知辛い前者の場合がほとんどのような気がする。 僕は、よく聞かれます。 …
こうしてブログを書いていると、僕がそのレコードを好きか、嫌いか、そんなことを記してもしょうがない、そんな気持ちになる。 だからといって嫌いなレコードについて書いている訳ではない。もちろん好きなレコードのことを書いている。 そんなことをぐるぐ…
The Cool School 20 話し足りない これまで紹介してきたレコード屋の人間たちは どちらかと言えば 無口でおとなしいタイプが多い。 だから今回は よくしゃべる男の話をしよう。 アメリカの友人に教えてもらった 小さな街のフリーマーケット。 週末だけの開催…
The Cool School 19 恐竜とレコード 小さな窓から中を覗き見る。 初めて入るレコード屋の前での 恒例とも言えるヒトコマだ。 これで開いてりゃ、もっといいんだがな。 事前に調べた営業時間通りだし、 今日は定休日でもない。 なのに この店、 やってない。 …
ケニー・ランキンが、肺がんによる合併症でによって6月7日にロサンゼルスの病院にて息を引き取ったそうだ。享年69歳。 5年程前だったか、来日ライヴを聞いたことがある。 いかにも洒落た伊達男で、気難しい気分屋さんに見えた。目前の女性に向かって歌いか…
The Cool School 18 長いドライブ その4 車は走る。 豪雨の中を 今来た方へ。 目指すは忘れものをした あのレコード屋。 インテリ老婦人が 夫の集めた膨大なレコードを 静かに売り続けているあの店。 去り際に「また来なくちゃ」と言っていた大江田さんも、…
Manuel And The Music Of The Mountains という不思議な名前のオーケストラ。これこそ強者のポップス・オーケストラ・ファンに、滋味深い魅力を放つサウンドだ。 イージー・リスニングのオーケストラには、それほどにサウンドの違いが無いと思われがち。しか…
Tenementご来場された皆様に心より御礼を申し上げます。 二日酔いのためダウンしております。更新遅れましたことをお詫び申し上げます。 Ellis Larkins エリス・ラーキンス / Lost In The Wood スマップの草●君的裸の世界ジャケ。 ミッドタウンの公園とは違…
本日です! 「encore!」 6月6日(土曜) 18:00〜 DJ's 内田靖人 原田伸彦 樺沢衝一 松永良平 藤瀬俊 Guest DJ 常盤響 大江田信 小西康陽 ...and more! Charge ¥1500 ドリンク別 恵比寿 Tenement マップはこちら で、何でラロ・シフリンのこのレコードか…
先日、高田渡さんの息子さん、漣さんにインタビューする機会があった。 どんなお話を聞いたのか、それはインタビュー記事が出る前にここに書くことはできないが、記事の主旨がお父さんの渡さんのことだったので、ずいぶんと昔話を聞いた。 ボクの方からは、…
昨日の続き。 炭坑夫の悲痛な生活を描いた歌があったと書いたのは、このアルバムに納められている「Miner's Prayer」を思い出したからだ。 炭坑の生活にまつわる歌を歌っていたとして思い出す名前には、サラ・カニンガムもある。彼女は自身の生活周辺を描く…
昨日のブログ、【The Cool School 16 長いドライブ その2】で松永クンが触れていた老婦人。彼女と交わしたちょっとした会話を思い出した。 若い頃のアイドルはね、ピート・シーガーだったのよ。60年代の始めのころ、ここからヒッチハイクをしてニューポート…
今日は告知から。 6月19日(金)、 麻布十番のアトリエフォンテーヌにて開催される 前園直樹グループのコンサートのチケットを ハイファイでも若干数販売させていただくことになりました。 前園直樹グループ。@麻布十番・アトリエフォンテーヌ。 *開場 19:…
The Cool School 15 長いドライブ その1 買付のときに 昔は必ずやっていたのに 今はほとんどやらなくなってしまったことがある。 それは モーテルに着いたら まず電話帳(イエローページ)を探して 【レコード屋】さんのページを びりびりと引きちぎって保…