2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

The Tradewinds / New York’s A Lonely Town

突然ですが まずは告知を。 来る12月11日(土) 恒例のDJパーティー「Encore!」を行います。 今回は場所を駒場東大前にお引っ越し! 「Encore!」 12/11(土)@駒場東大前ripple 19:00-28:30 charge \1500(ドリンク別) DJ:内田靖人、大好俊治、樺沢衝一、…

Johnny Mathis ジョニー・マティス / Heart Of A Woman, The

とあるスウェーデンの高級オーディオ店・店主が、どえらいモノを制作したらしい。 お腹から響くサウンド、のむカプセルオーディオ お腹の中から音が聴こえてくる、とのこと! すごい! 「…で?」っていう(笑)。 このオーディオ専門店・店主が、日本の専門…

Kenny Rankin / Knowing I Won’t Go Back There

ケニー・ランキンは アルバム・デビューをする前に 結構な数のシングル盤をリリースしている。 50年代末を引きずったポップシンガー然としたデッカ時代はともかく アーティストとしての自我と 作曲家としての可能性がおおきく目覚めた コロムビア時代の傑作…

Craig Carothers クレイグ・キャロザーズ / Haunted

買い付けの時には、数冊の本を空港で購入するのが、習いになっている。 空港の本屋では思いのほか選択肢が少ないので、事前に買っておけばいいはずなのだが、いつも慌ただしく目についた本を手に取ってレジに並ぶ。 思いっきり失敗したのが、杉浦日向子編に…

The Crystals クリスタルズ / Brother Julius

「小西康陽 これからの人生。」HPで 「今月聴いた曲に突いて、もう少し。」のページを読んでいたら フランソワーズ・アルディのヒット曲として知られる「さよならを教えて」が 作曲家アーノルド・ゴーランドが書いた曲であると書かれていた。 アーノルド・ゴ…

Chris Montan クリス・モンタン / Any Minute Now

ある種のAORを聴く際のファンの態度に、"泣く"というのがある。 「この曲、泣けるよなあ」というのが、最良の褒め言葉になることがある。 ぼくが学生の頃だから、もう相当に前のことになるのだが、泣けるほどのいい曲と評したのちに、「おっとっと、泣いちゃ…

Rio Nido リオ・ニド / I Like To Riff

リオ・ニドは1970年代半ばに、ミネソタ州ミネアポリスで結成された、ジャズ・コーラス・グループだ。メンバーの入れ替わりを経ながら1976年に「I Like To Riff」、1984年に「Hi-Fly」、1986年に「Voicings」の3枚のアルバムを発表している。初期2作品はアナ…

Sandie Shaw / Hand In Glove / I Don’t Owe You Anything

3色刷りのレコードジャケット、印刷物全般が好きだ。 理由はよくわからないけれど、とてもバランス良く見える。 お洒落なデザイン事務所勤務の友人が 「服のコーディネイトに困ったら、3色以上使っちゃいけない。それ以下に納めると、とりあえずダサくはな…

Brian Wilson / Love And Mercy

いつの間にか忘れていたダイエット計画。 そして、いつの間にか開発されていた肥満防止薬。 でも、こういう薬って、正式に認可がおりるまでまた何年かかかるんですよね・・・。 ウチにある体重計には埃がかぶっているのですが、メモリを2~3kg分多く、右にズ…

Haunani Kahalewai / Moon of the Southern Seas

ハイファイのなんとなく気ぜわしい日常の中で、ふと思いついた事柄をメモするようにして慌ただしくブログを書いていると、どことなく後ろめたい気持ちが残ることがある。あれで良かったのだろうかと思い返し、翌日に今いちど読み直してみて手を入れることも…

Tony And Siegrid トニー&ジーグリッド / Up Here

トニー・ヴィスコンティと言えば T・レックスをプロデュースして 大成功させたというイメージが強いから てっきりイギリス人だと思っているひとが結構多いかもしれない。 ところが 彼はニューヨーク州ブルックリン生まれの れっきとしたアメリカ人。 ジョー…

Dan Hicks And His Hot Licks / How Can I Miss You When...

マリア・マルダーとの共演というかたちで 今年もちゃっかり来日していたダン・ヒックス。 これは 彼のホット・リックス名義でのデビュー・シングル。 曲だけ聴くと いかにも気のいいカントリー・ソングだが タイトルをよく読むと そうでもない。 というか む…

Teresa /Anita Kerr Presents Teresa

テレサこと、テレサ・ベネットについては、こちらのブログにおいて、アルバム・プロデューサーのアニタ・カーから聴いて知り得た情報を書いた。ここに記したささやかな事柄が、我々が彼女について知り得るほとんどと言ってもいいかもしれない。 テレサのアル…

M.F.Q. / If All You Think

おとといのブログで、 すると大江田さんが MFQは 「モダン・フォーク・カルテット」と 「MFQ(あるいはM.F.Q.)」という表記を 意識して使い分けていたという指摘があった。 と、松永クンが記している。 これをちょっと補足したい。 ここでも書いているのだ…

Graham Bonney グラハム・ボニー / Super Girl

先週の土曜日 恵比寿のtenementのイベントに来てくれたお客さんと シングル盤の話をしていた。 そのなかで 買付で 山ほどのシングル盤を見るときに どうやって“買う/買わない”の判断をするのかと訊かれた。 もちろん 全部聴いて判断していくにこしたことは…

M.F.Q. / If All You Think

MFQの この珍しいシングルを 店頭とネットに出すべく準備をしていた。 ハイファイでは アーティスト表記にカタカナも添えているので 「モダン・フォーク・カルテット」とデータに書き込んで。 すると大江田さんが MFQは 「モダン・フォーク・カルテット」と …

The Ronettes ロネッツ / Baby I Love You

レコードショーは ディーラーとマニアが集って売り買いをするだけでなく レコード文化にまつわるお祭り的な側面もあるので レジェンダリーなスターが呼ばれて パフォーマンスやサイン会をすることがある。 10月にニューヨークのレコードショーに行ったとき …

Johnny Mathis / Christmas Eve With Johnny Mathis

クリスマスについて、一言、なんだかんだと言いたい口だ。その宗教的な役割がどうしたとか、日本人はどうしてこうもクリスマスになると、やたらとはしゃぐんだとか。要するにオジサンなのである。 そんなボクが、これを聴くと口をあんぐり開けながら、黙って…

Dancer, Prancer And Nervous / The Happy Reindeer

11月の半ばだというのに 今日も東京は暖かい一日だった。 これじゃ クリスマスな気分も なかなか盛り上がらないよと クリスマス・レコードを売っている身としては 愚痴のひとつも言いたくなる。 もっとも この傾向は今年はじまったことではなく ここ数年ずっ…

Ronnie Aldrich And His Two Pianos / Same

ロニー・アルドリッチの本名ロナルド・フランク・アルドリッチ。1916年2月15日にイギリスはケント州、エリスに生まれている。1932年に16歳でバンド・ミュージシャンの生活を始めて、1964年までというから、32年にわたってホテルやクラブで演奏した。 ちょっ…

The Mary Kaye Trio メアリー・ケイ・トリオ / Music On A Silver Pl

ラスベガスに行ったことがある。ギャンブルに行った訳ではない。レコードを探しに行ったのだが、実は少しギャンブルもやった。 ラスベガスの真ん中を走る通りを、ストリップと言う。そのストリップ沿いの大きなホテルの奥に進むと、一目でそれとわかる場所が…

Bill Withers ビル・ウィザース / The Gift Of Giving

いつごろまでだろうか、 アメリカのポップ・チャートでは クリスマス・シングルやアルバムは チャート集計の対象外で、 独自のクリスマス・チャートで順位が付くという時代があった。 だから 大ヒットしたはずのクリスマス・シングルが チャート本を見ても …

Brenton Wood / Gimme Little Sign / I Think You’ve Got Your Fool

先月のたばこの値上げからもう一月が過ぎました。 この流れに乗じて禁煙したのですが、世に言う「禁断症状」なるものが表れず、少し残念でした。 …まだ、一ヶ月なので「完全にやめた」とは言い難いのですが。 「たばこやめたら太る!」という俗説。 口寂しい…

The Sounds Orchestral / Go Home Girl

サウンズ・オーケストラルは、イギリスのプロデューサー、ジョン・シュローダーがピアニストのジョニー・ピアソンに白刃の矢を立ててスタートしたプロジェクトと思しい。 ジョニー・ピアソンのピアノ演奏を中心に置き、ドラム、ウッド・ベースを周囲に配した…

Little Esther Phillips / Release Me

リリース・ミーの歌詞を読むと、あまりの率直さに驚く。 あなたのことは、もう愛していない。だから自由にさせて。これ以上に無駄な時間を過ごすのは罪なこと。新しい恋をさせて。他に愛する人が出来たの。いつもそばにいたいの。あなたの唇が冷たい時、あの…

Peter Gallway ピーター・ゴールウェイ / Taking It Easy

松永です。 ハイファイのブログでは 約2週間ほどのごぶさたでした。 その間 何をしていたかと言いますと バレバレですが買付をしてきました。 アメリカの東と西に行きました。 アルバムをわさわさ シングルも またまたわさわさと買いました。 すでにその一部…

Stephen Bishop / Bish

過去に何回か来日しているステーヴィン・ビショップだが、2002年の来日公演を聴いたことがある。会場は、青山のブルーノートだった。 薄暗いライトに照らされたシックなステージに、やや似つかわしくないラフな衣装で登場した彼は、アコギを片手に「ジャマイ…

Ernie Hecksher And His Fairmont Orchestra / The Dancing Sounds O

テレビで「吉田類の酒場放浪記」を見ながらビールを飲んでいたら、「吉田類の今日は始球式」なるコーナーが始まった。吉田さんが横浜球場の横浜巨人戦の始球式で投げる様子を追っかける内容だった。 この番組のBGの選曲が凝っているということは、前に一度こ…

Frankie Miller フランキー・ミラー / Once In A Blue Moon

なんというか、このダラリンとした感じが好きだ。アルバムに映る顔も、音楽の方もどことなくそんな感じ。ハスキー・ヴォイスのシンガー・ソングライター。英国ブルー・アイド・ソウル御三家と称されることもあるらしい。このデビューアルバムの冒頭曲に、グ…

Peter, Paul And Mary // Tiny Sparrow / Big Boat

シングル盤を巡る様々については、松永クンの「4、5回まわってニャンと鳴く」に興味深いことが山ほど書かれているので、もちろんそちらをバッチリ読んで頂くとして、ここではちょっとしたささやかなフシギをひとつ。 ピーター、ポール&マリーは、1958年3月1…