2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Alan O’Day アラン・オデイ / Caress Me Pretty Music

オウムがどうして"モノマネ"するのか、学者の先生が丁寧に答えてくださっている記事を見つけました。 オウム まねる理由(東京新聞) 「飼育したオウムは、人を自分の親や仲間と思い込み、言葉をまねてコミュニケーションをとろうとする」 他者、それも自身…

Eugene Record ユージン・レコード / The Eugene Record

ユージン・レコードは チャイライツの中心人物で バーバラ・アクリンのダンナさんで シカゴ・ソウルの中心人物のひとり。 書く曲も 歌声も 音作りのセンスも素晴らしいが なによりもステキなのはそのお名前。 ユージン・レコード。 まるで 日本語にすると 友…

Caterina Valente And Silvio Francesco / Go Latin!

このジャケの横に映る男性、シルヴィオ・フランチェスコは、ダンナさんだと聞いたことがあり、ずっとそう思い込んでいた。何の気なしにふと調べてみたら、ダンナさんではなくて、お兄さんだった。 ダンナさんとのレコードと聞いてそう思い込んだのも、そして…

Joe Puma And The Audibon All-Stars / Like Tweet

突然ですが、 ハイファイ・レコード・ストア、 twitterはじめます。 フォローしていただいたみなさまには 毎晩 新着アイテムがサイトにアップされたときに アップしましたよと ツイートいたします。 言ってみれば 毎週ご登録いただいたお客様にお送りしてい…

Nancy Sinatra ナンシー・シナトラ / Boots

昨日のブログで見過ごされがちなレコードとして、ラニ・ホールの「Sun Down Lady」のことを書いた。これを松永君が読んでくれいて、「このレコードのことも、忘れていたでしょう?」としてナンシー・シナトラの「Boots」を示された。 実を言うと冒頭の「As T…

Lani Hall ラニ・ホール / Sun Down Lady

この次に必ず買おうと思っていたはずなのに、つい後回しにされてしまう。そして、いざその次の機会になると忘れてしまっているレコード。 そんな、見過ごされがちなレコードの代表格のようなアルバムだった。 けれんみが無い、と言うか。 久しぶりに針を落と…

Michael Hurley マイケル・ハーレー / Hi-Fi Snock Uptown

しばらくぼくはブログを書いていなかったので 気がついていらっしゃったかたもおられると思いますが 買付から帰ってきました。 時差ぼけのせいもあって まだふらふらな感じですが 強力アイテムで目を覚ましていきたいものです。 こんなときこそ どこぞの行き…

Mob, The ザ・モブ / Mob, The

世界がアラブ諸国の革命に注目する中、ニュース番組の第一報が「祝パンダ来日」という、椅子からずり落ちるような昨今です。 パンダの年俸(年間レンタル料)8000万…。 日本で十数年は生きるわけですから生涯賃金12〜13億円くらいでしょうか。 費用は税金と…

Rod McKuen ロッド・マッケン / Greatest Hits -2

小藤武門著、「S盤アワー わが青春のポップス」を読む。小藤氏は、かつてビクター音楽産業の社員だった方。1948年から1980年までビクターに在籍し、数々のヒット作を手がけた。戦後日本の洋楽黎明期に、レコード会社に働いた制作宣伝マンの奮闘記である。 い…

The Platters プラターズ / Encore 

かつてレコード会社勤をしていたころ、仕事をご一緒する機会の多い先輩が、大のプラターズ好きだった。 プラターズの歴代のリード・ヴォーカルの中でも、トニー・ウィリアムスが大好きで、たびたび酒の席で「オンリー・ユー」とか「ユール・ネヴァー、ネヴァ…

Denny Zeitlin / Live At The Trident

昨日のブログを読返していて、どうやらボクは学者というものに、おごそかに座って沈思黙考するイメージを持っていると気付いた。勝手にそう思い込み、トム・ペイリーがセカセカした人だったので、フツーの人だと思ったと、そんな文脈の文章を書いている。 こ…

Jean Ritchie, Oscar Brand And Tom Paley / Courtin’s A Pleasure

お会いしたことのアーチストのことを書こうと思ったが、どうも日本の方々のことを書くのは気持ちが乗らないので、外国人アーチストとすることにした。 トム・ペイリーは、下の写真の真ん中に座ってバンジョーを手にしている人だ。バンジョーの汚れ具合と良い…

Nick Seeger ニック・シーガー / Nick Seeger

あれ、このレコードいつどこで買ったんだっけと思い返すことが、このところ増えた。自宅の棚を見ていてもそう、ハイファイのストックを入れてある段ボール箱を見てもそう。このレコードはあの人の家の棚にあった、このレコードはあの店のあそこら辺にあった…

Pino Daniele ピーノ・ダニエーレ / Sotto’o Sole

ピーノ・ダニエーレがどういう人なのか、知らなかった。 レコードに針を落として、冒頭の「Cammina cammina.」のイントロに響くトランペットの響きを聞いているうちに、なんだかすっと音楽の中に入り込んだ。 ハイファイの商品紹介コメントにも書いたのだが…

オロロトリヒロ / 指先の魔法

宣伝をさせて下さい(トリがギャーギャーうるさいので)。 来週の火曜日、友人のレコ発ライブにてDJをやります。 当店でもお取り扱いをしております、オロロトリヒロくんのレコ発になります。 オロロトリヒロ”指先の魔法”レコ発!! 「にわとりだってうたう」 …

The Mugwumps マグワンプス / An Historic Recording

マグワンプスは、ザル・ヤノフスキー、キャス・エリオット、デニー・ドハティ、ジム・ヘンドリックスによるグループ。 後にママス&パパスやラヴィン・スプーンフルを結成し、成功を手にするメンバー達が在籍している。マグワンプスそれ自身としては、確たる…

Sing The Top-40 Hits

「夢のカリフォルニア」は、冬の歌だ。 冒頭では、木の葉が茶色だという歌詞で始まる。冬になると、木の枝から木の葉が落ちるとされている日本の感覚とは、ちょっと違う。アメリカ東海岸では冬の木の葉は、茶色ということになっているのだろうか。 続いて空…

Buddy Rich バディ・リッチ / Stick It

ポール・マッカートニーの、 というより ポール&リンダ・マッカートニーの名作「ラム」からのシングルが 「アンクル・アルバート/アドミラル・ハルセー」で、 しかもそれがヒットしたという時代、 それってすごいことだなあと あらためて思ったりする。 い…

Sue Raney / Wait Until Dark / Parade (A Banda)

B面に収録されているア・バンダについて少し。 ウェルナー・ミューラーの1968年と1970年の来日公演においてコンサートの終盤に演奏され、翌年発表されたライヴ・アルバムにはそれぞれ終曲として収録されていた。 数年前に手に入れたレコードを聴いていて、こ…

The Butch Thompson Trio / Live From St. Paul

当初は複数を在庫したこのアルバムも、ストックが少なくなって来た。 またあの街に出向けば、手に入るのかもしれない。 でも、もう行くことはないだろう、と思う。 ミネソタ州ミネアポリス。そして対になっている隣街のセント・ポール。 この街で活動するジ…

Neil Innes ニール・イネス / The Innes Book Of Record

ぼくは確かに見たのだ。 その映画の告知ポスターを。 ハリウッドで一番大きなレコード店、 アメーバ・ミュージックの入り口の 割と目立つところに貼ってあった。 それは 「セヴンス・パイソン(The Seventh Python)」という映画のこと。 ピンとくるひとはす…

V.A. Chick Webb, Tampa Red, Lorraine Waltin, etc. / Weed : A Rar

昨日、今年も懲りずに「ワンダーフェスティヴァル2011 winter」に行ってまいりました。 おかげさまで歩きすぎて腰がガクガクであります。 フィギュアなど、本ブログを読んでいただいている方の99%が興味のないであろう話をするのは野暮ですので、まだご興味…

Hachidai Nakamura Orchestra 中村八大 / Rainy Night In Tokyo

先週のメルマガで触れていた ハイファイに発生したふたり目の風邪患者。 実はそれはぼくだった。 家族旅行でハワイに行って いい気持ちで帰ってきたら 東京はこの冬一番の寒さ。 そうでなくても 雨に見放されたこの冬、 東京はからっからに乾いていたから、 …

Jack De Mello ジャック・ディ・メロ / Remembers Kui Lee

ついこないだまでハワイに行っていた。 ツマ、義母、義弟と一緒の行動で 短い日程で行ける範囲は限られていたけれど、 それなりにゆっくりと観光を楽しんだ。 なかでも印象が深かったのは ホノルル・アカデミー・オブ・アート。 現地のひとには“アカデミー”…

John Miller ジョン・ミラー / How About Me

松永クンのブログを読みながら、思ったことを書き記しておきたい。 彼がここで書いている内容について、要約しても巧く意を伝えられるかどうか。興味をお持ちの方は目を通して頂いたとして、この後を続けることにする。 文中に、 「自分でこさえた屁理屈を無…

Waldo De Los Rios / Symphonies For The Seventies

坂本龍一が講師を務める音楽の学校「スコラ」の公開講座を録画して見た。テーマは、ベートーベンだった。 ベートーベンは、実は相当に好き。 好きなクセに、ついこうして「実は」とか「相当に」などと付けてしまう。どうも「ベートーベンが大好き」と率直に…

Les Paul レス・ポール / The System / Los Angeles

音楽を聴きながら、完成度の高さを感じたり、整っている仕上がりと思い知ることに、どうも今ひとつ興味を持てないのかもしれないと、このところ改めて思う。 友人の小林政広の映画「春との旅」が、本年度の毎日映画コンクールで日本映画優秀賞を受賞した。そ…

Nicky Hopkins ニッキー・ホプキンス / Tin Man Was A Dreamer

90年代に ソニーが音楽ファンにアンケートを募って 再発リクエスト上位10傑をCD化するという企画で 堂々とナンバー・ワンに輝いたのが このアルバムだった。 それより遡ること数年前、 大学生だったぼくにとって このアルバムは 高嶺の花の一枚だった。 当時…