2012-01-01から1年間の記事一覧

The Supremes / The Supremes A’ Go-Go

シュープリームスは、エド・サリバンが大好きだったグループだ。エド・サリバンとは、ご承知の通り1960年代のアメリカにおいて最も著名なテレビ・ショーのひとつだったエド・サリバン・ショーの司会者である。 お茶の間にエンターテイメントを紹介する常識あ…

Tony Mottola トニー・モトーラ / Holiday Guitars

DJをします。 場所は渋谷。 日にちはまさかのクリスマス・イブで。 ハイファイにずいぶん昔からよく来てくれていて その後、リディム・サウンターというナイスなバンドで活動し、 今またKONCOSというデュオで すてきな音楽を続けているTA-1くんのお誘いで 彼…

Hugh Metcalfe ヒュー・メトカーフ / My Guitar Is A Virgin

たまにサイエンス・フィクションなニュースを読んで、ワーオと思わず声を出してしまうことがあります。 いつも楽しく読ませてもらっているWIREDの記事。 14歳と31歳の「脳の活動」を音楽化(WIRED) 僕は今32歳なので、この記事にある31歳の「脳の活動」に近…

Percy Faith and His Orchestra / Themes For The ”In” Crowd

エーリッヒ・ケストナーによる児童文学「エーミールと探偵たち」には、魅力的な食べ物が登場する。エーミールと友人達が犯人の張り込みを続けているところに、お転婆で元気一杯のポニー・ヒュートヒェンが、バターを塗ったパンの差し入れを届ける。岩波少年…

Richard Natto / Not Just Another Pretty Face

「Not just another airport」という看板を掲げた ちいさなちいさな飛行場を見つけたのは アメリカのどこかの高速の出口付近のことだった。 アメリカでは自家用飛行機を持つことは 決してそれほどめずらしいことではないので その格納と離発着のために 空港…

Alvino Rey アルヴィノ・レイ / Ping Pong!

ノーベル医学生理学賞を受賞した時の人、京大の山中伸弥教授。各報道ですでにそのお人柄から背景まで様々な情報が伝えられていますが、目に留まったニュースがこちら 山中教授効果 ビリー・ジョエルCDの発注増加(スポニチ) 「通常の5倍」の発注と聞いて…

アニタ・カー / ヴェリー・ベスト・オブ・アニタ・カー

久しぶりにアニタ・カーからメールが届いた。この前にもらったのは、病床からiPadを用いて書かれたものだった。今回のメールには、無事に退院して今は家にいるとあった。近況をほんの少し書くだけで疲れてしまったとも書かれていたので、まだまだ本調子では…

Robert Crumb And His Cheap Suit Serenaders / Party Record

ハイファイの古くからのお客様からメール。 書き出しは 「町内で各家庭にまわす回覧板があるのですが、 班長が製作する回覧板がまず一軒目にやってくるのが我家なんです。」 というもの。 ほおほお、 そんな日常の話をなぜわざわざメールで? そう思いつつ読…

Jorgen Ingmann ヨルゲン・イングマン / Ingmann Guitar Plays Movie

ズコッ! 昨日と今日だったことに、今しがた気がつきました。 東京駅丸の内駅舎保存・復元工事 完成イベント 「TOKYO STATION VISION」 http://www.nhk-ep.co.jp/vision/ こんなイベントだったようです。 個人的には、あの山手線の発車メロディがブレイク・…

All You Need Is Love / Anita Kerr Singers

ワーナー・ブラザーズ在籍時代のアニタ・カー音源をまとめたベスト盤CD「ヴェリー・ベスト・オブ・アニタ・カー」が発表される。プロデューサー・作編曲家・コーラス主宰者として活躍した彼女の仕事ぶりを聞く作品、こちらの選曲・ライナー執筆を行った。 選…

John Greenway ジョン・グリーンウェイ / The Cat Came Back

「おまえ、日本人だろ? このレコード知ってるか?」 店の若いオーナーがぼくに一枚のレコードのことで話しかけてきた。 そのレコードのこと ぼくは知っていた。 たしか何年か前に出ていた本「猫ジャケ」にも掲載されていたはず。 その名もずばり「ねこ」。 …

Chris Anderson クリス・アンダーソン / Delicate Balance

先週の「タモリ倶楽部」、ご覧になった方も多いかと思います。 シンセサイザーの産みの親、ロバート・モーグ博士が開発したMOOG(通称:箪笥)を紹介する企画で、なんとあの冨田勲さんがゲストだったのであります。 しかもアシスタント(弟子とのこと)には…

Kui Lee / The Extraordinary Kui Lee

クイ・リーは、彼の歌を広めたドン・ホーと、カメカメハ高校で2年違いの同窓生。ニューヨークでのショウマンの仕事に疲れたクイがハワイに戻って来てワイキキの北、カネオヘに自宅を構えたのが1961年。家の近くには、ドン・ホーがバーを開いていた。聴いてほ…

Maria Dallas マリア・ダラス / Tumblin’ Down

シアトルのレーベル、Light In The Atticから出たばかりの 「Country Funk 1969-1975」というオムニバス盤を お客さんから教えていただきました。 収録曲を見せていただいたら、 それってつまり、 日本でいうビートの跳ねたスワンプ・ロックの アメリカ的解…

Colin Blunstone コリン・ブランストーン / Never Even Thought

夏といえばホラー。 もう夏も終わりに近いのですが、いったい誰がこんな提唱したのか、言い出しっぺを探そうと検索もしましたがちょっとわかりませんでした。 (どなたかご存知でしたら、お教え下さい。) 自分の実感としては、小学校の頃にテレビでやっいて…

Chet Baker / She Was Too Good To Me 

ハイファイの店頭にミュージシャンの方が見えたときに、お話をするのが好きだ。現場で仕事をしている方達の生の声を聞くことができて、とても楽しい。なんだか申し訳ないなと思いつつ、常日頃、疑問に思っていることや考えていることなどを話題にして、つい…

Rahsaan Roland Kirk / Prepare Thyself To Deal With A Miracle

(ラサーン)ローランド・カークが好きで 家にも結構な数のアルバムがあります。 どの時代のアルバムもそれぞれに好きなところがありますが やっぱり今でもときどき針を乗せるのは 60年代末から70年代前半のアトランティック時代。 この時代のカークの音楽は…

Quincy Jones クインシー・ジョーンズ / Mellow Madness

デュードッ! 少し昔に放送された米国の人気アニメ「サウスパーク」で頻繁に聞かれる言葉だ。 ここ数日、見れなかったシリーズを見直したりしている。 なんで今、サウスパーク!? 特別な理由はなくて、仕事でもなく(あれば是非)、先日の買い付け先で見つ…

Jimmie Haskell and His Orchestra / Teen Love Themes 

夏の定番曲と言えば、「夏の日の恋」。 タタタ/タタタ/タタタ/タタタと始まる三連のリズムと、二拍目と四拍目に入ってくるドラムの響き。そしてほどなく始まるストリングスのメロディ。メロディの隙間を埋めるように聞こえるホルンの音色。全体に軽いエコ…

The Four Preps / The Things We Did Last Summer

突然ですが、本日よりハイファイのブログを再開します。 なぜ? ときかれても 特に理由はなくて。 しいていえば 今日(7月20日)が大江田さんの誕生日だから、とか。 ただし、以前は毎日更新でやっていたのですが 今回からはそれほどきびしい縛りにはしませ…