Ross Talbot ロス・タルボット/ Bermuda Is Paradise

Hi-Fi-Record2006-11-12

先々週号の週間文春の動物行動研究科・竹内久美子さんの連載「ズバリ、答えましょう」(読者の生き物に対する疑問に、竹内さんがお答えになるというもの)がとても興味深い内容だった。


読者の質問は簡単にいうと


「植物は言葉を聞き分ける能力があるか?」


最近では犬の気持ちを表示するバウリンガル(最新のものは感情表記に「うざい!」とかあるんでしょうw。でも、ここにある犬の「自己表現」って表記は一体どんな?)なるものもあるようですし、話しかけ方を間違えた際は、もしかしたら「うるせー! 喉乾いたぞ、早うくれや! 水ーっ!!」と、お気に入りのサボテンに針を飛ばされたりなんてありうる話かも。


答えは「言語は無理だろう」、しかし「鳥の声はもしかしたら」。


「鳥が鳴いているところは、鳥が植物を食い荒らす害虫を食べてくれるから植物も伸び伸び育つ」のだそうだ。


そこで話がズレる(こういうところが竹内さんのコラムの素敵なところでもある)。


「音楽が植物の生長や発達に関係する」という話に。


様々な具体例の中、面白かったのは、とある女学生の研究だった。


その研究による結果


植物が一番好きなのはラーガ・ミュージック! (この場合エレクトリック・シタールは外すのでしょう)


ジャズ、弦楽器の音楽、クラシックなども好き。(Gabor SzaboやTony Tottolaとかピッタリかも)


で、打楽器が苦手。(あらら、せっかちな音楽は苦手なのね)


そして、ロック嫌いだったw! (フラワー・ロックが泣いているよ)


またカボチャなんかは好きな音楽が流れてくると、「スピーカーに抱きつくように成長する」という。


カワイイもんですよね。「どてカボチャ」なんていいますが、カボチャを見直しました。愛いやつじゃ、と言ってあげたい。
そういえば昔「かぼちゃワイン」という漫画のヒロインのエルちゃんに、小さいながらもドキドキしたもんです。関係ないかw。


カリプソマメはハード・ロックヴァン・ヘイレンを好んだという。…なんでまた!


アッパレなこの事実。僕の頭の中に流れたのは、Ross Talbot「Short Skirts and Polly Pants」と、友人に薦められ、ようやく観た「幕末太陽傳」(川島雄三監督)でのフランキー堺の痛快っぷりだった。どちらもワン・アンド・オンリーな魅力。


いやはや、このムシ声ロックンロールなカリプソ、僕もスピーカーに抱きつきたくなるほど好きなんです。フランキー堺の天晴れな快演、モニターに抱きつきたく…なりますが、ちょっとヤメときましょうw。(藤瀬俊)


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