2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

V.A. Viceroys, Jimmy Hanna, Exotics, etc. / Bolo Bash

少し前に起きた事件で、男が祖母の家に行きたいという少女を連れて、車で家を探し回って警察に尋ねたところ、お縄になったというのがあった。 ヴィム・ヴェンダース監督の「都会のアリス」を思い出した。アメリカに滞在するドイツ人ジャーナリストである主人…

林亭の新作について日本で一番早く触れてみた

今日、ちょうど今このブログをハイファイで書いている時分に 林亭は世田谷でライヴをやっている。 正確に言うと、 佐藤博(名盤「青空」で知られる佐藤GWAN博)さんのライヴに ゲストとして登場し、 何曲か演奏をしているというのが今日の段取り。 林亭とい…

Terry Gilkyson And The Easy Riders / Rollin’

突然すみません。明日ですが、こんなライヴがあります。 「おとなの時間」 ハイファイ大江田が佐久間順平とやっているバンド、林亭もちょっと出演します。 ささやかにご案内。 かつて、結成当時の林亭が好きだったのは、こんな音楽です。 試聴で聞いていただ…

Waldo De Los Rios / Symphonies For The Seventies

年末になると聴きたくなるベートーヴェンの交響曲第9番合唱付き。 日頃この長尺のシンフォニーを聴くのは、いかにも気合いが必要だし、どっこしょと立ち上がるきっかけも必要とするけれども、年末だったらなんとなく聴けてしまう、というか。年末に各所で9…

Don Ho ドン・ホ− / You’re Gonna Hear From Me

60年代モダン・ハワイアン期に絶大な人気を誇ったドン・ホー。 ハワイのホテルでのディナー・ショーの模様をおさめた作品を皮切りにアメリカ本土向けのレコードのリリースが始まるのだが、これが売れたのか同種のアルバムが複数ある。 そしてリリースされた…

Werner Muller ウェルナー・ミュラー / A Sentimental Journey

町山智浩「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」を 一気に読み通した。 アメリカ買付に行っている身には 世情が身にしみすぎる一冊。 アメリカン・ドリームを語るなら アメリカン・バッド・ドリームも知っておいた方がいい。 それは単にために…

Frank Owens フランク・オーウェンス / Oliver Ole!

今日、バンキー&ジェイクのファーストを お店に出すので 久々に聴いていた。 名曲の誉れ高い 「ヘイ・バッカルー」という曲をはじめ 4曲にストリングスが入っていて、 それを美しいとは思っても、 誰がアレンジしていたのか 今まで気に留めていなかった。 …

Blasters, The ブラスターズ / Blasters, The

松永さんとたまにプロレスの話をする。ちなみに大江田さんも「WWE」はお好きみたいだ。 僕がプロレスを観ていたのは学生時代。なので、現在のプロレス界の状況はあまり知らない。小橋健太は好きだがKENTAはなぁ…。 松永さんは「紙のプロレス」とか文系のプロ…

Norma Tanega ノーマ・タネガ / Walking’ My Cat Named Dog

アルバムB面の5曲めに収められている「Hey Girl」。 これを聞いて、あれっ? もしかしてカート・コバーンが歌っている「Where Did You Sleep Last Night?」と同じ曲じゃないの?と思った方。 それは、正解です。 「Hey Girl」はTanega-Kulzerとクレジットさ…

The Don Randi Trio ドン・ランディ / Last Night

今日は ハイファイからのクリスマス・プレゼントのお知らせです。 NRBQの日本ファンクラブからのご厚意で、 NRBQのアメリカ・ファンクラブが かつて制作していた伝説の会報「New Rhythm & Blues News」の 84年クリスマス記念号の復刻版をいただきました。 テ…

Jim And Jesse Ant The Virginia Boys / Berry Pickin’ In The Coun

ヴァージニア州には、端っこの方に数回、行ったことがある。 なだらかな丘陵地帯が続き、その向こうに抜けるような青空が広がっているはず、と思い込んでいた。実際にどうだったのかにつていは、なにしろ端っこにしか行ったことが無いので、口幅ったいことは…

Johnny Costa and His Orchestra / In My Own Quiet Way

目前のことを、考えたくない。 かといって、あまり先のことを考える気にもならない。夢みたいな話を考える気分ではないからか。先々バラ色かというと、そうでもないなあというのが、正直なところかもしれないし。 ほんの少し先のことを、ぼんやり考えていた…

O.S.T. Henry Mancini ヘンリー・マンシーニ / Mr. Lucky

昨日見えたお客様が教えてくれた情報。 You Tubeに 50年代のRCA Victorがプロモーション用に制作した LIVING STEREO宣伝フィルムがアップされている。 オーディオ界の常識を変えるステレオ・サウンドの仕組みなどを アニメや実写を交えながらプレゼンしたも…

Herb Ellis ハーブ・エリス / The Midnight Roll

食べ物の話がブログで なんとなく連鎖している。 実は昨日も お客様から差し入れをいただいたのだ。 パンとチョコ。 またしても きれいさっぱりたいらげてしまいました。 大江田さん、ごめんなさい。 しかし、 そんな話をしていたら、 こないだハイファイに …

Sandy Nassan サンディ・ナッサン / Just Guitar

甘いものの摂りすぎかもしれない。「食べ過ぎサイン」とある人に命名された赤い発疹がでた(1日で治ります)。しかし、そんなに甘いものをたくさん食べた記憶が・・・ 「ゲシュタルト崩壊」という言葉がある。 みんな大好きウィキペディアによると 「ゲシュ…

Lena Horne レナ・ホーン / Soul

パソコンの画面を見ながら仕事をしていると、背中合わせに座る藤瀬クンのデスクから「Worried Man Blues」のメロディが流れてきた。 「これ、誰?」と聞くと、なんとレナ・ホーンだという。 「Worried Songを唄うWorried Manがいる」と歌われている。 Worrie…

Rod McKuen ロッド・マッケン / So My Sheep May Safely Graze

ロッド・マッケンにこんなクリスマス・アルバムがあったなんて。 「このジャケットとこのタイトルじゃ、クリスマス・アルバムとわからないですよね」と松永クンが言う。 確かに。 もちろん、彼がクリスマスを取り扱ううたを、唄わなかった訳ではない。 「も…

Skeeter Davis スキーター・デイヴィス / Love Takes A Lot Of My Ti

このアルバムで 彼女はジェームス・テイラーの 「ファイアー・アンド・レイン」を歌っている。 からっとしたカントリー・アレンジ。 それがまず新鮮。 そして、べたついてない。 歌に必要な熱と 彼女が外に発する凛とした距離感の涼しさが等しい。 もう一曲…

Grubstake グラブステイク / Grubstake

グラブステイクのひとり、リーダー格のハリー・タフトに、その昔ぼくがやっていたフォーク・グループ、林亭のCDを差し上げたしたことがある。 翌日だったか数日後だったか、彼のところに出向くと、若いスタッフが林亭のCDを聞いていた。 「これ、おもしろい…

Carole King キャロル・キング / Wrap Around Joy

本日はキャロル・キングの 東京公演2日目ということで これから見に行くんですというお客様が数名見えた。 さらに、 昨日見てきましたというお客様もお見えになった。 そのうちのおひとりから 何とシュークリームの差し入れをいただいたのです。 ありがとう…

NRBQ / Kick Me Hard

「テンダリー」という曲が好きだ。 知らないイージーのアルバムを買付するときに もし試聴ができない店だったら 「テンダリー」が入っているかどうかは 確かな基準になりうる。 その証拠に 今日現在で ハイファイで販売しているアルバムで 曲目で検索して 「…

Julie London ジュリー・ロンドン / All Through The Night

週刊文春の先週号に、「ブスによるブスのためのミニコミ誌の恐るべき説得力」と題された、トレンド記事があった。 「ブスによるブスのためのミニコミ バハマ」が雑誌不況のこのご時世、売れに売れているらしい。 記事によると、創刊号の特集はズバリ 「ブス…

The Anita Kerr Quartet / For You, For Me, Forevermore

デッカ時代のアニタ・カーには、2枚のアルバムがある。1枚は、「Voices In Hi-Fi」のタイトルで、ジャズ・ナンバーを歌ったもの。ニューヨークからテレビ放送されていたアーサー・ゴッドフリーのアーチスト・スカウト番組で選抜されたのを機に録音されたも…

Waters ウォータ−ズ / Waters

アメリカ大統領選挙が終わった。 やっぱり、パリス・ヒルトンは大統領にはなれなかった。 選挙中に流行したオバマ大統領の応援歌 「Yes, We Can」 オバマ大統領の掲げた合い言葉 「Change」 そして、選挙後の今、アメリカでは サム・クック「A Change Is Gon…

Carole King キャロル・キング / Music

昨日、くしゃみの話なんぞを書いたものだから 風邪を惹いてしまった。 今週末から寒くなるそうですから みなさまもお大事に。 いよいよ来日公演が直前に迫ったキャロル・キング。 実は一番聴きたい曲は このアルバム「ミュージック」の「ブラザー・ブラザー…

Glen Campbell グレン・キャンベル / Southern Nights

アメリカにいて、 くしゃみをする。 ゔあくしゅん! すると、 近くにいる誰かが合いの手を入れることが ままある。 「ゴッブレシュ!」 それは一種の決まり文句で、 「ゴッド・ブレス・ユー」の発音を 軽く短くしたものだ。 間違っても 日本語で 「あなたに…

John Hartford ジョン・ハートフォード / The Love Album

スマサーズ・ブラザースのテレビ・ショウに、ジョン・ハートフォードが出演していた。 ビートルズが2曲、ドアーズが2曲、ジェファーソン・エアプレインも2曲、スパンキー&アワ・ギャングも2曲。そのほかエバリー・ブラザーズやジョー・サウスなど、豪華…

Artie Kane / Henry Mancini Presents : Artie Kane Plays Organ!

「酒とバラの日々」こと"The Days Of Wine And Roses"を、同名映画の主題歌と知ったのは、曲を聞いたと同時だったはずが、実際に映画を見たのはずいぶんと後々のことだった。耳にするロマンチックなメロディから想像されるような雰囲気ではなくて、アルコー…

Sounds Orchestral, The サウンズ・オーケストラル / One More Time

まず、はじめに先週の拙文への松永さんのご指摘につきまして、当ブログにてお答え申し上げます。 >祖父ローズは90年に没しているのでそこまで暗然たる権力があったのかどうか。 すいません。知りませんでした。おじいちゃんっ子ゆえの妄文でありました。 >…

Ken Nordine ケン・ノーディン / Love Words

ケン・ノーディンが、ピアノ・トリオの演奏をバックに、低く甘い声で「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の歌詞を読んでいる。 主人公が、恋人のヴァレンタインに語りかける内容の歌だ。 変てこでスイートで面白いヴァレンタイン。外見はギリシャ人以下だし…