2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

小西康陽 / これからの人生。

小西康陽さん選曲によるCD「これからの人生。」のお年玉プレゼントに好評を頂いて、それそれは沢山のオーダーを頂戴しました。 ありがとうございます。 そんなこんなで、てんてこ舞いの一日でした。 充分なご対応が出来なかったご来店のお客様にお詫びをする…

小西康陽 / これからの人生。

今年の買付を振り返るシリーズも 今日で最終回。 10月は 年に一度の大きなレコード・ショーに。 ショーは盛況で素晴らしいのだが 泊まったホテルが凄かった。 元・船員宿だったものを改装したとのことで 築100年くらいはあるかしら。 ところが問題なのはその…

Sunny And The Sunliners / Versatile Sunny Ozuna, The

松永さんが買付けの思い出を綴っているようなので、僕もひとつだけ。 このときのことは誠に申し訳なく思っております。 昔から一回寝たら数時間は起きれないので。不眠とは無縁なのです。たとえ悩みがあっても8時間眠れます(キリッ)。 買付け先で着替えが…

Brian Hyland / Stay And Love Me All Summer

今年の買付を振り返るブログ・シリーズ! 今年4回目の買付は7月。 毎年必ず行っている東海岸のレコード屋で 「そう言えば 去年ぼくたちがここにいたときに マイケル・ジャクソンが死んだんだよね」 と顔なじみの女性店員さんに話しかけた。 「そうだったわね…

Bobby Goldsboro ボビー・ゴールズボロ / Summer (The First Time)

今年の買付を振り返るブログ・シリーズ! 春の買付が終わり、 次の買付は初夏。 ひさしぶりに 藤瀬と一緒に出かけた。 道中、 モーテルでひとつ事件があった。 夜に外出する用事があって しばらくして 部屋に戻ってきた。 カードキーを差し込んで開けようと…

Andy Williams / Sings Steve Allen

アンディ・ウィリアムスがケイデンスに在籍していた期間の音源を、まとめて聞く機会があった。 いろいろシチュエーションを変えて聞こうと思い立ち、iPodに入れてみて、通勤の電車の中でなんとなく聞いたり、スピーカーの前で集中して注意深く聞いてみたりし…

Camarata カマラータ / Spring

前回でシングル盤の連載を終わりにしたので ブログを書くテーマがない。 そうだ。 歳末だし あと何回かブログを書く日がありそうなので 今年の買付を 何回かに分けてざっと振り返りってみたい。 まずは冬から春にかけて。 最初の買付は1月の終わりだった。 …

Jimmy Smith / Christmas Cookin’

クリスマスにアメリカを旅行したことがある。それはそれは、面白い経験をいくつもした。 そのひとつ。 クリスマスの当日、街は一面の雪模様だった。 通りは静まり返っている。 僕らはレコード店に向かって車を走らせていた。 目指す店は、年中無休を売りにし…

Frankie Valli / Can’t Take My Eyes Off You

ハイファイで シングル盤をもっとたくさん売りたいなと思い、 その気持ちを書こうと思ってはじめたこの連載 「4、5回まわってニャンと鳴く」、 今日で最終回にしようと思います。 それは ずっと前から決めてました。 何故なら シングル盤は45回転だからです…

Vince Guaraldi / Alma-Ville

年の瀬にあるコミック・マーケット79 Vince Guaraldi ヴィンス・ガラルディ / Alma-Ville 試聴にある「The Masked Marvel」。 これって、やっぱりマーベル・コミックへのオマージュでしょうか? マスクをがぶった、というと、やっぱり"スパイダーマン"? X-M…

Jan August ジャン・オーガスト / Latin Rhythms

「エル・クンバンチェロ」は、ラテンのスタンダードのひとつ。プエルトリコ生まれの音楽家、ラファエル・エルナンデスによる作品だ。 20代半ばで渡米したエルナンデスは、いくつかのバンド活動を経て、音楽出版社に楽曲を売る生活をしたのち、メキシコでクラ…

The Roger Nichols Trio / St. Bernie The Sno-Dog

このシングルを ぼくがハイファイで働くようになってから 仕入れることが出来たのは たしか二度目だと思う。 その前は もうずいぶん昔。 そのとき かなりスタッフの気分がホットになったのを 覚えている。 今でこそ このいたいけでラブリーなクリスマス・ソ…

The Three Wise Men / Thank You For Christmas

「80年代にはこのシングルは激レアで……」と コメントに書いているのは 何を隠そう ぼく自身がこのシングルを探していたから。 XTCは高校時代に大好きだったバンドだ。 もっとも当時は 熊本の田舎者。 こんなシングルが存在していたことすら知らなかった。 上…

The Allen Ward Trio / アレン・ワード・トリオ

なるべく懐かしいという気持ちと共に音楽を聴かないように、努めてきた。懐かしいという気持ちが生み出すものに、惹かれないようにしようと思った。どうせ、ろくなものはないと思ってきた。 懐かしものに近付かないようにして来たのは、手に入らないことを知…

Nancy Harrow ナンシー・ハーロウ / Anything Goes

ナンシー・ハーロウのアルバムの冒頭は、ベースとヴォーカルのみではじまる。曲は「Anything Goes」。 そしてベースとデュエットするように歌い終える。 ベースというのは、なかなか表立って目立つことはない楽器だが、小編成のコンボの場合では、ベースが参…

O.S.T. John Simon,etc / You Are What You Eat

僕の当番のブログは、ニュースいじりばかりなのですが その中でも、食べ物のニュースを採り上げた際に、結構質問されたりするので 本日もひとつ食べ物のニュースを。 ※今年1月末のニュースですが、そういえば、と思い出しましたので。 「チョコレートで作っ…

The Critters / Don’t Let The Rain Fall Down On Me

輸入盤のLPを買い始めた若いころ、 カット盤というものの存在に気付いた。 LPジャケットの端を 文字通りチョキンとカットしてあったり キリのようなもので穴を空けてあったり。 当時は理由はよくわからずにいたが そういうふうにジャケットに加工がされてい…

Frank Sinatra / The Christmas Album

昨晩にNHK BS2で放送された「どれみふぁワンダーランド」の録画をぼんやり見ていた。 レギュラー出演者の戸田恵子さんが、「白いブランコ」を歌っている。 アコースティック楽器によるシンプルなバッキング。アレンジャーの宮川 彬良さんが、アコーディオン…

Connie Francis / The Exciting Connie Francis

女性が嫌う女性のヴォーカルがある。 男に媚び媚びの声がダメ。 それも媚び方にもよるらしく、このあたりがうまくクリアー出来ると松田聖子になれる。同性から共感を得られるアーチストは大きくなると昔から言われるのも、確かにそうだと思わされる、そうし…

Alan Price Set / Simon Smith And The Amazing Dancing Bear

ただいま帰りました。 買付に行っていたのです。 今年最後の買付でした。 レコードショーや レコード店の大きなセールにも行きました。 釣果にご期待ください。 突然ですが ここ二ヶ月ほど減量に挑戦しています。 減量という面では 買付は大敵なのです。 高…

Chad Mitchell チャド・ミッチェル / Himself

天真爛漫に自由奔放に生きたように見えるジャニス・ジョプリンが、実はひどく寂しがり屋だったことはよく知られている。誰かにそばにいてもらうことを好み、ひとりぼっちを怖がった。オフ・ステージでは酒を手放せず、それがエスカレートするとドラッグに向…

Waldo De Los Rios / Symphonies For The Seventies

クラシックを素材に、ジャズやロックのリズムを折り込みながら演奏するポップス・オーケストラのレパートリーが、セミ・クラシック。 クラシックのメロディをポップに転じるのは、1940年代頃から既に始まっていて、ボロディン作曲「ダッタン人の踊り」を元に…

Smurfs, The / Merry Christmas With The Smurfs

ウィキリークス、もしくは海老蔵さんの話題で持ち切りのようですが、 矢追さん歓喜!UFO情報も大暴露 ウィキリークス(zakzak) 秘密結社のようなウィキリークス本社(冷戦時代に造られた核シェルターをリノベーション)の写真を見て思っておりました。………

King Richard’s Fluegel Knights / Just Some Of Those Songs Mrs.

気がついたらベッドに横になってしまっていて。 ベッドに横になった、という記憶がないのですが。 昔は2日間完徹なんて結構平気でしたが、もうあのときの自分の体力が信じられません。 「若い」って羨ましい!(ブログ遅れまして申し訳ございません…) King…

Hal Aloma And His Orchestra / Lure of the Islands

収録の「Pretty Maui Girl」は、ワイカプに暮らす可愛いマウイの女の子のことを軽妙に唄った作品。伝統的なトラディショナルで、作者不詳とされている。 日本では古く戦前にアンディ・アイオナのSP盤が発売され、これが古くからのファンのスタンダード。 オ…

Little Peggy March / I Will Follow Him

ハイファイの商品紹介コメントにあるように、1963年にリトル・ペギー・マーチによって全米1位に上り詰めた作品。 作者はフランスのポップス・オーケストラ主宰者、ポール・モーリアとフランク・プウルセル。ふたりの共作だ。原題は「SI TU VEUX DE MOI」。…

Jeannie Hoffman ジーニー・ホフマン / The Folk-Type Swinger

誰もがよく知る歌を、ジャズでひとひねり。素材はフォーク・ソングで、アレンジがジャズ。ヴォーカルといいアレンジといいずば抜けてヒップな仕上がりだ。 ジャズの感覚でフォークを遊んだアルバムと言ってもいいかもしれない。タイトルが「Folk Singer」で…

The Righteous Brothers / The White Cliffs Of Dover

前回のつづきみたいな話。 こないだ生ロニー・スペクターを見て さわりだけとは言え歌を聴き、 さらに 今月(もう月が明けた)ニューヨークで ロニー・スペクターのクリスマス・ライヴに行くというお客さんと話をして、 つくづく後悔している。 何年前だった…

Kenny Rankin ケニー・ランキン / Silver Morning

家の近くの理髪店に散髪に行く。丁寧で清潔な仕事ぶりが気に入って、このところ通うようになった。 昔ながらの家族経営のお店で、いまは親子二世代、都合四人が店に出ている。食事時になり、まだまだ小さい二代目の息子クンがお腹がすいたと訴えに来くると、…