Connie Francis / The Exciting Connie Francis
女性が嫌う女性のヴォーカルがある。
男に媚び媚びの声がダメ。
それも媚び方にもよるらしく、このあたりがうまくクリアー出来ると松田聖子になれる。同性から共感を得られるアーチストは大きくなると昔から言われるのも、確かにそうだと思わされる、そうした例の古典。
コニー・フランシスは、女性から決して嫌われることのない声の持ち主だ。
「ヴァケイション」や「ボーイ・ハント」など、大ヒットしたアイドル・ポップを歌っていた時代に、本格的なスタンダードに挑戦しているアルバムがこれ。1938年生まれの彼女は、このとき21歳。とてもしっかりした歌唱なことに驚かされる。
そして改めて初期のヒット曲をまとめて聴き直してみると、スケールの大きなヴォーカルであると同時に、絶妙な品があることもわかった。
それにしても女性から決して嫌われることのない声かどうか、いちいち女性に聴いてもらって確かめないと、未だによくわからない。
このあたりがうまくクリアー出来ると........。えっ?(大江田信)
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