Nilsson ニルソン / Nilsson Sings Newman

Hi-Fi-Record2006-11-14

このブログで、まだニルソンのことを書いていなかった。
はなはだ不覚だ。


何年前だろう。
たぶん、2000年頃。
「ニルソン・ナイト」というDJイベントをやろう!
という話が一瞬盛り上がったことがある。


何をもって盛り上がれるのかまったく不明だったが、
頭の中では十分盛り上がった。


かかる曲は、もちろんニルソンとその仲間縛り。
この”その仲間”というのがジョン・レノンやら
ランディ・ニューマンやら、いろいろと応用が利くのがよいところ。


まあ、そんなお勉強はどうでもよくて、
ニルソン的な少年っぽさをベースとして、
のんべえ感、
ひとりごと感、
人恋しい感、
ポピュラー感、
お茶感、
しりごみ感、
緻密感、
だらしない感、
くすぐり感、
くすぐったい感、
A級のセンスによるB級感、
甘えんぼ感、
シチュー感、
シリアル感、
みちくさ感、
買い食い感、
子犬感、
鍵っ子感、
強がり感、
でべそ感、
その他もろもろを味わうという催し(のつもり)であった。


そのイベントの最大のハイライトというのが、
「ニルソン・シングス・ニューマン」のジャケットにある
オールズモビルを段ボール模型で再現しようというもの。
実物大で。


どこでどうなったのか、
結局、そのイベントは実現しなかった。
当たり前である。
ニルソンのかけがえのない音楽には、
もうひとつ、
迷宮入り感が付きものだからだ。(松永)


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