Joe Jackson ジョー・ジャクソン / Beat Crazy
H Jungle with Tの「Wow Wow Tonight〜時には起こせよムーヴメント〜」
が、僕のレゲエ("ジャングル"とも言うらしい)との最初の出会いだった。
はい、そこ! 笑ってはいけません。
僕だってボブ・マーリーやリー・ペリーとか言いたいところです。それかオシャレにBeats Internationalとか。
それが今や、知らず知らずの内に"恋人のいない"ラバーズ・ロック狂。…なんてこったい。
さて、本日の一枚 「Joe Jackson ジョー・ジャクソン / Beat Crazy (1980)」
The Clashが大旋風を巻き起こした中、本アルバム(3rd)では見事なステッパーズ・レゲエ「Beat Crazy」を披露。
時流に乗るというか、アルバムや曲ごとにやってることがバラバラな人ですが、決してダレて聴こえないそのソングライターとしての才能に脱帽なんです。彼にとってのR&Bもなんだかユニーク。当時のネオロカ、SKA、UKジャイヴ・シーンにも影響を与えたという、とにかく鼻の効く御仁。この後、彼はアーバン・ジャズな方向を志し、(「Steppin' Out」(良い曲ですね)がヒットします。
「Jack Johnson」と間違えて買って欲しい。
そんなPretty Boys(本アルバム収録のスカ・チューン!)はいないかな?
こんなモロに80'sな商魂たくましいバブリーなイラストのジャケットじゃ間違えない、、、か。(でも、このジャケット・センス、僕は好き)
そういえば、ブラジルの"バイレ・ファンキ"というジャンルのクラブ・ミュージックが、テレビなどでも紹介され、ようやく全国区で認知され始めているようですが、
「H Jungle with T」のおかげで思い出しました、
コレ(メンバー凄っ!)もういっかい再評価どうでしょう? 海外ではハイプライス!…のところも。「Exotic Japanese Geisha…」とか何とかコメント付いてそうです。アメリカから見たエキゾティック・ジャパンはこんな感じですし。(注・「こんな感じ」のリンク先は下品な映像ですので、見たくない方はクリックしないでください。)
(藤瀬俊)