Runt (Todd Rundgren) ラント / We Gotta Get You A Woman
こないだ、知り合いのブログで
トッド・ラングレンのこの曲の歌詞を読んだら
グッと来たというようなことが書いてあった。
リロイという名のさえない男友達に
おれらが彼女を見つけてやるよと
みんなで励ます曲なのだ。
ところでいったい、このリロイって誰なのさ?
そんな謎解きに挑戦した連中がいるのはご存じだろうか?
モータウンの名門グループ、フォー・トップスが
70年代のアルバムでこの曲をカヴァーしている。
実は、そのアルバムでは、この曲は
ある曲とメドレーになっているのだ。
それはジミー・キャスターが60年代半ばにヒットさせた
ブガルー・ナンバー「ヘイ・リロイ」。
ただし、フォー・トップスのアルバムでは「ヘイ・マン」との表記。
ネタばれをおそれての処置か? まさか、ね。
つまり、彼らの説のよれば
昔はニューヨークでぶいぶい言わせてたあのリロイも落ちぶれて
今じゃ女にも逃げられた。
それじゃおれたちフォー・トップスが彼女を探してやるよ、という筋書き。
このマッシュアップ、お見事と言うしかない。
きっとトッドもニヤリとしたことだろう。(松永良平)