Don Ho And The Aliis / Suck’Em Up : Recorded Live
昨夕、ニューヨークに滞在中の友人から、ドン・ホーが亡くなったというニュースをやっているとメールをもらった。現地時間４月１５日の早朝のABCニュースで報道されたという。
ちょっとネットを探してみたけれども、まだドン・ホーのオフィシャル・サイトにもその事実は掲載されていない。
ドン・ホーと言えば、60年代ハワイアンを代表するシンガーだ。ハワイのホテル・ショーで成功し、ラス・ヴェガスにも進出。晩年はワイキキにレストランを経営するなど、事業家としても成功した。
50年代はアルフレッド・アパカ、60年代ではドン・ホーがシンボリックなアーチストだ。60年代モダン・ハワイアンを牽引し、とっても軽くてオシャレにハワイアンをさらっと歌った。ハワイアンのクルーナーとでも言おうか。早世したクイ・リーの作品を、いち早く熱心に採り上げていた人でもある。
享年76歳。60年代の彼は、まだまだ20代のそこそこだったことに驚く。
彼の音源は60年代、それもキャリア初期のものを聴くに限る。軽さが、芸になっている。（大江田信）
PS
現地時間、4月14日に自宅のBathroomで倒れているところを夫人に発見され、救急搬送されたものの、収容先のQueen's Hospitalにて死亡が確認されたとのことだ。
