Al Hirt アル・ハート / Horn Meets ”The Hornet”, The

Hi-Fi-Record2007-05-06

「成分分析占い」をご存じでしょうか?


これは"名前を打ち込むと、それを形成する成分が出る"という簡易にして無茶苦茶な占い。


何にしろ、「占い」ではない。「この先どうすれば」などに触れてないし、成分の結果だけ。お馴染みの"自分探し"かも。


僕の結果を恥を忍んで公表!


名前「藤瀬俊」
藤瀬俊の84%は患者で出来ています。
藤瀬俊の9%はウナギのキモで出来ています。
藤瀬俊の7%はレタスで出来ています。


・・・・「84%は患者」って・・・ちょっ・・・(涙目)。


「ウナギのキモ」。 "キンモー!(キモイの応用版)" と言われるのは理解できる、けどなんか悔しい! うまいのか、まずいのか、この煮え切らない成分。
「レタス」が唯一の清涼剤的役割。レタスの芯に入ってるレプチンというホルモンは食欲を抑えたり、深い眠りへ促してくれるそうな。それでよく寝坊するのか。


散々たるこの結果には忸怩たる思いである。 「患者」が「間者」だったら格好良かったのに! 


本日の一枚は「間者」こと「スパイ」もの。50〜60年代アメリカの華やかりしスパイ系人気TV番組のテーマ曲を、モッド感覚溢れるアレンジでカヴァーした、アル・ハートの作品の中でも異色のアルバム。
TV番組のテーマは「グリーン・ホーネットのテーマ」「バットマン」「それ行けスマート」などを収録。ジャケットにはTV番組「グリーン・ホーネット」のブリッド・リード(ヴァン・ウィリアムス)と並ぶ得意そうな笑みが素敵なアル・ハート。
グリーン・ホーネット」は緑のスズメバチのイラストが格好良いオープニング映像にスリリングなテーマ曲(原曲はクラシックの「熊ん蜂の飛行」)、光線銃とガス銃の装備チェックを毎回欠かさないというヒーローらしからぬ神経質なブリッド・リード、相棒のクンフー使いのカトー(売れる前のブルース・リー!)のコンビによるアクション活劇ものである。


アル・ハートによる豪奢な「グリーン・ホーネット」、「バットマン」なんか聴いてると、占いの結果なんかどうでもよくなってきた! 


いや、やっぱり気になる。「患者」って何の病の? こうやって"気を病む"ことだったりして。(藤瀬俊)


Hi-Fi Record Store