Rockpile ロックパイル / Seconds Of Pleasure
ニック・ロウの新作「アット・マイ・エイジ」を聴いた。
すごい傑作、とは思わないけれど、
すごく腑に落ちる心地よさがある。
最近のニックを見ている誰もが思うことなんだろうけど、
ロックンローラーにとっての
ある種、理想的な音楽的年齢を重ねていることが
よくわかる。
音楽をよくわかっているし、
年齢に応じた“やんちゃ”がある。
「パブロック革命」という本(名著です)を読むと、
彼が若い頃、いかにだらしなくて
やんちゃだったかということが書いてあって、
それを踏まえて現在を見ると
よけいに感慨も深い。
だが、ニック・ロウの来日コンサートには
どうも足が向かない。
最後に見たときは
ビル・カーチェンがギターでいたけれど、
今も一緒にやっているのだろうか?
確か、現在のバンマスは
ジェラント・ワトキンスが務めていると聞く。
ぼくがニック・ロウのライヴに行かない理由はただひとつ。
彼がこのロックパイルのアルバムでやった
永遠の名曲「When I Write The Book」を演奏しないからだ。
この曲には、
ある年齢に達した男が
過去を振り返って本を書くとしたら、
みたいなテーマを、
若者特有の背伸びした甘酸っぱさと
ミックスして美しく昇華させた魅力がある。
これを今の彼の年齢で歌ったら、
どんなにいいだろうと思うのだが。
まったく
リスナーの思いこみとは勝手なものです。(松永良平)
ニック・ロウの新作「アット・マイ・エイジ」を聴いた。
すごい傑作、とは思わないけれど、
すごく腑に落ちる心地よさがある。
最近のニックを見ている誰もが思うことなんだろうけど、
ロックンローラーにとっての
ある種、理想的な音楽的年齢を重ねていることが
よくわかる。
音楽をよくわかっているし、
年齢に応じた“やんちゃ”がある。
「パブロック革命」という本(名著です)を読むと、
彼が若い頃、いかにだらしなくて
やんちゃだったかということが書いてあって、
それを踏まえて現在を見ると
よけいに感慨も深い。
だが、ニック・ロウの来日コンサートには
どうも足が向かない。
最後に見たときは
ビル・カーチェンがギターでいたけれど、
今も一緒にやっているのだろうか?
確か、現在のバンドでは
ジェラント・ワトキンスが中心を務めていると聞く。
ぼくがニック・ロウのライヴに行かない理由はただひとつ。
彼がこのロックパイルのアルバムでやった
永遠の名曲「When I Write The Book」を演奏しないからだ。
この曲には、
ある年齢に達した男が
過去を振り返って本を書くとしたら、
みたいなテーマを、
若者特有の背伸びした甘酸っぱさと
ミックスして美しく昇華させた魅力がある。
これを今の彼の年齢で歌ったら、
どんなにいいだろうと思うのだが。
まったく
リスナーの思いこみとは勝手なものです。(松永良平)