Rockpile ロックパイル / Seconds Of Pleasure

Hi-Fi-Record2007-07-24

ニック・ロウの新作「アット・マイ・エイジ」を聴いた。
すごい傑作、とは思わないけれど、
すごく腑に落ちる心地よさがある。


最近のニックを見ている誰もが思うことなんだろうけど、
ロックンローラーにとっての
ある種、理想的な音楽的年齢を重ねていることが
よくわかる。


音楽をよくわかっているし、
年齢に応じた“やんちゃ”がある。


「パブロック革命」という本(名著です)を読むと、
彼が若い頃、いかにだらしなくて
やんちゃだったかということが書いてあって、
それを踏まえて現在を見ると
よけいに感慨も深い。


だが、ニック・ロウの来日コンサートには
どうも足が向かない。
最後に見たときは
ビル・カーチェンがギターでいたけれど、
今も一緒にやっているのだろうか?


確か、現在のバンマスは
ジェラント・ワトキンスが務めていると聞く。


ぼくがニック・ロウのライヴに行かない理由はただひとつ。
彼がこのロックパイルのアルバムでやった
永遠の名曲「When I Write The Book」を演奏しないからだ。


この曲には、
ある年齢に達した男が
過去を振り返って本を書くとしたら、
みたいなテーマを、
若者特有の背伸びした甘酸っぱさと
ミックスして美しく昇華させた魅力がある。


これを今の彼の年齢で歌ったら、
どんなにいいだろうと思うのだが。


まったく
リスナーの思いこみとは勝手なものです。(松永良平


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ニック・ロウの新作「アット・マイ・エイジ」を聴いた。
すごい傑作、とは思わないけれど、
すごく腑に落ちる心地よさがある。


最近のニックを見ている誰もが思うことなんだろうけど、
ロックンローラーにとっての
ある種、理想的な音楽的年齢を重ねていることが
よくわかる。


音楽をよくわかっているし、
年齢に応じた“やんちゃ”がある。


「パブロック革命」という本(名著です)を読むと、
彼が若い頃、いかにだらしなくて
やんちゃだったかということが書いてあって、
それを踏まえて現在を見ると
よけいに感慨も深い。


だが、ニック・ロウの来日コンサートには
どうも足が向かない。
最後に見たときは
ビル・カーチェンがギターでいたけれど、
今も一緒にやっているのだろうか?


確か、現在のバンドでは
ジェラント・ワトキンスが中心を務めていると聞く。


ぼくがニック・ロウのライヴに行かない理由はただひとつ。
彼がこのロックパイルのアルバムでやった
永遠の名曲「When I Write The Book」を演奏しないからだ。


この曲には、
ある年齢に達した男が
過去を振り返って本を書くとしたら、
みたいなテーマを、
若者特有の背伸びした甘酸っぱさと
ミックスして美しく昇華させた魅力がある。


これを今の彼の年齢で歌ったら、
どんなにいいだろうと思うのだが。


まったく
リスナーの思いこみとは勝手なものです。(松永良平


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