Willie Bobo ウィリー・ボボ / Spanish Grease
男子、厨房に立つ。
料理本を開きながら、
何となく自分にもアレンジ出来る料理はあるめいかと
思案しながらフライパンを取り出し、
切った野菜と肉を油で炒める。
そのとき電話が鳴り、
取ってみれば懐かしい友人。
ついつい話題に花が咲き、
ハッと気が付いたとき、フライパンの中は……。
そんな実話を思い出させるこのジャケ、
身につまされるひとは少なからずではないかと。
結構気に入って使っていた
肉まん蒸かし用のせいろも
燃やしちゃったことがあるのです。
そんなこと、
「よくあることさ(It's Not Unsual)」と
歌ってごまかしたい。
ウィリー・ボボのうまくない歌が
自分みたいでやけにリアルだ。(松永良平)
※注
このジャケの料理、
日本人のぼくに焦げたように見えるだけで
実はおいしいソウルフードなのかもしれません。
あしからず。