Art Lehman アート・レーマン / The Art Of Euphonium Playing

Hi-Fi-Record2007-10-07

10月8日、明日は「体育の日」だ。

今日、拙宅の近所にある幼稚園では運動会が行われていた。


「赤が白を追いかけています!」
「白、赤に負けまいと…白がんばれー!…云々」

いつもこのアナウンスについて思うことがある。


もっと面白くしてくれ! と。


「赤組リーダーの●くんは野球部のスコアラーで趣味は将棋。理知的な発言力で赤組をまとめております。が、ネイチャー派からの憎まれ口を校内でたびたび耳にします。両派の仲違いがいささか心配ですね。」(クーデター説浮上)
「聞いて下さい! この嗤い声を! 赤が白を冷笑しております。」(白がバトンリレーに失敗)
「あ、赤を踏み台にしたなぁっ!」(障害物競走など・feat.黒い三連星
「いやぁ、●くん。大きすぎる上腕二頭筋が仇となりましたねぇ〜。プロテインもほどほどに。」
「華のあるダイナミックな倒れ方でした。一着ではありませんでしたが魅せましたね。皆さん、●くんに拍手を!」
「こちら観客席です。●くんのお父さんに来ていただきました。「●〜! 一番にならんと恥ずかしい話披露するぞ!」」


適当に並べてみたけど、バラエティ感覚でのアナウンスは一歩間違えれば法廷もの。
では、どうやって盛り上げようか。


おもしろ鼓笛隊の出動だ! ヤァヤァ!


というわけで、本日の一枚は「蛍の光」で始まっちゃう、根は真面目そうだけど、変なブラスバンドもの。


Art Lehman / Art Of Euphonium Playing, The / アート・レーマン


経費が高くなるとアレだから、アート・レーマン彼一人よぼうか。オケはラジカセで。

ラジカセを横に独り延々と「ツッタカター♪ ピーヒャラリー♪」。

違う意味での"笑い"が起こりそうだ。(実に"ガキの使い"風)


しかし、運動会が終わる黄昏時には、失笑から畏敬の念へと変わっているだろう。
実直な仕事人は最終的にいかなる場合にでも、こうやって評価されうる、評価されるべきものなのである。


で、最後は勿論「蛍の光」で一同解散っ! (藤瀬俊)


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