Kenny Burrell / Have Yourself A Soulful Little Christmas
こないだ（12月5日付）のブログで
「マイ・フェイヴァリット・シングス」が
クリスマスソングになったきっかけが
気になると書いたが、
そのままほったらかしにするところだった。
運良くその週末に
クリスマス・ソングに詳しいお客様がお見えになり、
ひとしきりご教示をいただくことができたのだ。
もともとあの曲の歌詞には
季節の風物のひとつとして
「Snowflakes」や「Winter White」といった単語が
使われているのだが、
やはり、
クリスマス・ソングとして広く認知されるようになったのは
映画版の「サウンド・オブ・ミュージック」が公開された
1965年以降であろうとの見解だった。
とりわけ、
その認知に大きな役割を果たしたアルバムとして
その方はアンディ・ウィリアムスのクリスマス・アルバムを
例に挙げていた。
彼は自身2枚目のクリスマス・アルバムで
この曲を歌っていて、
それが1965年。
当時としては
他を圧する売上を誇ったクリスマス・アルバムなのだから
その影響力も大きかったに違いない。
ペリー・コモも早かったかもしれないと
その方も答えながら結論を探るような感じであったのが
興味深かった。
この件、
引き続き研究課題とする。
というわけで
今日の「マイ・フェイヴァリット・シングス」は
ケニー・バレルのヴァージョンにする。（松永良平）
