The Modern Lovers モダン・ラヴァーズ / The Modern Lovers
いつ見ても、
このロゴマークは良く出来ているなと思う。
1971年から73年まで
ボストン周辺で活動した
オリジナルのモダン・ラヴァーズは、
いくつかのレコーディングを行ったものの、
結局、当時はレコードを残すことが出来なかった。
それを76年にまとめ直してリリースしたのが
このアルバム。
このアートワークも、
そのとき考えだされたものだと思う。
ひょっとして
バスドラのヘッドに
こういうデザインがあった？
残念ながら、
そういう写真を今まで見たことがない。
しかし、
若き日のジョナサン・リッチマンの
暗くて、とがったハートを
かたどったものとして
これ以上、シンプルで
すべてを言い得ているようなデザインはないね。
ルースターズに、
まだ出身地の博多の匂いがしたころのレパートリーである
「ガールフレンド」は
このアルバムに入っている「ガールフレンド」に
相当インスパイアされていると思う。
曲調が、ではなく、
このとがったハートが
感じられるところが。
長年のジョナサンのファンだということで
「モダン・ラヴァーズのファーストは、もう聴かないでしょ？」とか
言われたりするが、
どっこい、今でも針を落としてますよ。（松永良平）
