東京ローカル・ホンク / 生きものについて

Hi-Fi-Record2008-01-15

東京ローカル・ホンクは
このCDで初めて聴いた。


しかし、何となく
初めての感じがしなかった。


グレートフル・デッド?
めんたんぴん?


記憶をさかのぼってみると、
うずまき、というバンドにたどり着いた。


何のことはない、
彼らの前身バンドではないか。


これを聴いてくださいよと
お客さんがCDを持ってきてくれたのは
かれこれ5、6年以上は前だと思う。


そのとき、
お店のCDプレイヤーが壊れていて、
確か聴けなかった気がする。


でも、そのお客さんの熱気と
オビのコメントを忌野清志郎が好意的に書いていたのが
印象に残った。


そのあと、
ぼくはどうにかしてそのCDを聴いたのだと思うのだが、
よく思い出せない。


よく思い出せないけれど、
こうして思い当たる部分があるんだから、
東京ローカル・ホンクとつながる糸は
切れてはいなかったわけだ。


このCDは
メンバーの方が直接持ってきてくださったものだ。


ずいぶん紹介が遅くなってしまったが、
忘れていたわけではない。
ごめんなさい。


とりあえず、言い訳まじりに紹介すれば、
日々の隙間を伝って届く糸のような
粘り強い魅力を
このバンドは持っていると
言いたいのだ。(松永良平


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