Fred Frith フレッド・フリス / Gravity

Hi-Fi-Record2008-03-02

まずはじめにお食事中の方いらっしゃいましたら、これより下はお食事をされた後にお読み下さい。


デパートや駅など多くの人が利用するの公衆トイレについての考察を。


先日とあるデパートで大のほうをもよおし、デパート内のトイレで用を足した。


トイレを利用する人が多いこと。自意識過剰な僕は、1回目のきばりは水を流しながら行う。エコな方には申し訳ないが、これは譲れないのである。葉隠れ武士の一分なのである。多分。
しかし、問題は2回目のきばり。これはとても悩む。1回目と同じ手法ではエコとエゴの板挟みになる。続けざま2度も同じ手を使うのはなんだか粋じゃない(ここでも自意識が)。
このときの僕の2回目の選択は「近く人が水を流すタイミングに合わせて」という手だった。正確には「近くの人」でなく「隣の人」だ。しかも僕は「咳をしながら」。2つの手口でカモフラージュは完璧だった(と思う)!


とにかく無音状態での「ブリリッ!」だけは、どうしてもさけたい。たまに「ボンッ!」「ブフォッ!」など爆発音のようなものもあるから、聞いた人も「テロ!?」と、ビックリするだろうし。しないか・・・。


そこでこのニュース
「便座フタが開くと「ジャズ」が流れる!こだわり便器」が登場したらしい。


上記の記事がJ-Castニュースにあったのだけれど、蓋が開くと音楽が流れるというシステムを多くの人が使う公衆トイレに是非採用してほしい。


本日はそんな混雑するトイレで流れていて欲しい音楽をひとつ。


Fred Frith フレッド・フリス / Gravity


フレッド・フリスに失礼かもしれない。彼のようにアヴァンギャルドな音楽家は並々ならぬインテリなんだろうと容易に推測できるし、彼の軌跡をおってみてもその真摯な音楽探求の活動は素晴らしいと思う。
「No New York」真っただ中の新しいものを求めるニューヨークの音楽家たちを驚嘆させたという彼の個性的なインプロヴィゼーション
便意もまたインプロヴィゼーションの緩急のように、もよおしては引いてと波がある(第2波の辛さは異常)。
フレッド・フリスの本作は、民族音楽などの要素を取り込んだとてもポップな仕上がり且つ変化に富んでいるので、トイレで流れていると用を足すのも安心(きばりタイミングの自由)&楽しくなるかも。


そういえば「Gravity」こと重力を利用した「ぽっとん便所」というのもありましたね。なんちゃって。フレッド・フリス、ごめんなさい。(藤瀬俊)


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