Jimmie Rowles ジミー・ロウルズ / Kinda Groovy

Hi-Fi-Record2008-03-23

とてもマイルドなジャズ・ヴォーカル・アルバム。
センター・レーベルには"Jimmie Rowles and His Friends"とある。粋だなぁ。


夕暮れ時(多分)のグランドキャニオンの写真は、アメリカの写真家・David Muenchによるもの。


アマゾンにある彼の写真集のレビューで
"America's leading landscape photographer"とあった。


また
"彼はとにかくテキサスが大好きなんだ!" とも。


テキサスといえばパリ。
というわけで、「パリ・テキサス」。ヴィム・ヴェンダース
ドイツ人が描いたアメリカ放浪。


昨今CMでも見る「マイ・ブルーベリー・ナイツ
アナンダ・シャンカールの娘さん、ノラ・ジョーンズ主演(!)の映画ですね。
こちらは香港出身のウォン・カーウァイ監督が、アメリカの"旅"を描いているという。


生まれた国は違えどオトコはやっぱり
「旅=荒野のイメージ」


このイメージってなんだか大事だと直感で思う。
ランドスケープ・デザインに魅了されるのは男子の本懐である。


ジャズ・アルバムらしからぬ、このジャケット。「KINDA GROOVY!」ジャケットとタイトルのギャップにも惚れた。
人知れず眠っているとしたら、レリジャスものやイージー・リスニングのコーナーやらなんやら、適当に紛れ込んでそう。なかなか捕まらないのこのレコード。


どこをほっつき歩いてるのかわからないホンワカ・ジャズマン。そんなジミー・ロウルズを想像したら、このアルバムがもっと好きになった。
あ、女性が聴いてもシャレててお好きだと思います。ジャケットで引かないでね。(藤瀬俊)


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