Jorge Santana ホルヘ・サンタナ / Jorge Santana
ピンクの下着を身につけた
女性の下半身を大写しにしたこのジャケ。
今なら存在自体がセクハラかとも思えるが、
CD化されたときも問題なく店頭に並んでいた。
コンビニを舞台にした出版業界の自主規制は進行中だが、
CDショップの世界ではひょっとしてまだOKなのか。
いや、この程度なら美学、美術の部類なのか。
「こういうジャケットって他にもあるんですか?」と
店員のフジセが訊いてきたので、
つらつらと考えてみたら、
ジャズのオムニバス・シリーズで
女性の寝姿を三等分したものがあったことを思い出した。
確か
アーヴィング・バーリンとか
そういう部類の偉大な作曲家別に
名曲名演を集めたオムニバスだったはずだ。
“顔”“上半身”“下半身”を
それぞれどの作曲家が受け持っていたのか
今はちょっと思い出せないのだが、
ひょっとしたらそこにも編集者の意図は
隠されていたのかもしれない。
この作家、
実はエロい、とか(失礼しました)。
もちろん
そのシリーズではドレスは着ていたけどね。(松永良平)