Wild Man Fischer / ワイルド・マン・フィッシャー / Nothing Scary

Hi-Fi-Record2008-07-06

ここ最近、日曜日の勤務時間内に書けていない。


話のネタについて迷い出したらもうドツボ。モジモジと何を書こうか決められない。そういうときは、帰りにラジオを聞き歩きながら考えたりする。


この間、友人に「いつもの時事ネタを無理矢理何個も押し込めたような、トリッキーで理解するのが面倒臭い素敵な感じはどこへいったの?」というようなことを言われたことを思い出した。「最近のはオチが見えてなんだかね」ということだった。手厳しいw。


ちなみに先日の買い付け先でも、英語を話すのにいちいち緊張しまくりでモジ男クンぶりを発揮。大江田さんにはソツなくこなしているように思われたようですが、松永さんにはバレていたようです。同じB型のサル年だからでしょうか。


とにかく話のネタをちょいと探そうと、あちこちのニュース・サイトやブログをチラ見。すると、筒井康隆先生がWEB日記を始められているそうで。


学生の頃、「とにかく気持ち悪いんだって!」と薦められた筒井康隆著「宇宙衛生博覧会」。宇宙に存在するあらゆる奇病の症状を具体的に想像し表現した作品だった。「きんも〜」の一言では言い表せない恐怖とユーモア。


Wild Man Fischer / ワイルド・マン・フィッシャー / Nothing Scary


ライノ・レコードの礎を築いたちょっとぶっとんでるコメディアン、ワイルド・マン・フィッシャーのアルバム。ギャグもサウンドも考えが煮つまりすぎて、ヨボヨボにふやけバラバラになったような一枚。後にライノ社を追放され、ストーカーになってしまったワイルド・マン・フィッシャー。ひょっとしたら、こっそりライノ社に顔を出してはかつての同僚の前で無言で照れ笑いするような"ワイルド"らしからぬ"モジ男クン"的不穏なストーカーだったのかも。「宇宙衛生博覧会」は想像上のホラーですが、こちらはリアル・ホラー。タイトルの「Nothing Scary」は意訳したら「怖がらないで」でしょうか。怖い〜!


(藤瀬俊)


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