Ray Conniff レイ・コニフ / I Write The Songs
暑いです。今週がこの夏で一番暑い、なんて報道をちょっと耳にしたような気もしますが、あまり聞きたくないと思っているせいか、アタマに入って来ません。
ふと連想ゲームが始まります。
暑いなあ→ビールが飲みたい→DO THE ハッスル
単純ですね。
これは何年か前にテレビCMでヴァン・マッコイの「ハッスル」が使われていたことから来る連想で、アタマの中でビールの文字が浮かぶやいなや、体の中でふと「ハッスル」の音色が始まります。いつもじゃないけど。
ハイファイではレイ・コニフ・シンガーズの「ハッスル」を在庫していました。
残念ながらヴァン・マッコイの「ハッスル」は売り切れでした。
「ハッスル」以前のヴァン・マッコイと、「ハッスル」以降のヴァン・マッコイのアルバムはあるけれども。
どちらも良いアルバムなんですけどね。それはまたの機会にして。
レイ・コニフ・シンガーズの「ハッスル」も好きです。なんてことはない、どこでも聞こえるエレベーター・ミュージックのようでいてレイ・コニフの音楽には、音楽そのものに存在理由が埋め込んであるところが面白いと思います。レゾン・デートルってやつ。
いくつかのポイントのひとつに上げられるのが、ヴォーカルのフレーズの譜割りが、整然と行われていること。複数の人間が同じメロディを歌っているのに、べたっとしない。シンコペーションするリズムが揃って歌われる。言い換えれば歌が器楽的に響くのですね。歌い手の生理にまかせて歌われていないわけです。おそらく綿密に書かれた譜面があるのか、きちんとリハーサルされているのか、どちらかだと思います。
だからヴォーカル音楽なのに、インストルメンタルであるかのように聞こえる。ちょっと温度が低く感じるのは、そのせいだと思うのですが。
このあたりがパーシー・フェイスのコーラスものと違うところでです。どうしてパーシー・フェイスのコーラスものだと、あんなにシンガー任せになってしまっているのだろう。
さて、これからもう一仕事。今日もハッスル。(大江田信)
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