Hugh Metcalfe ヒュー・メトカーフ / My Guitar Is A Virgin
たまにサイエンス・フィクションなニュースを読んで、ワーオと思わず声を出してしまうことがあります。
いつも楽しく読ませてもらっているWIREDの記事。
14歳と31歳の「脳の活動」を音楽化(WIRED)
僕は今32歳なので、この記事にある31歳の「脳の活動」に近いのかも。
被験者の方は僕なんぞと「脳の活動」が似てると言われたら、不服かもしれませんが。
肝心の音のほうはというと、いわゆる実験音楽な感じがしなくて、
「あ、いいかも。」とも思いましたが
「あぁ、そうね。」
「あ〜、いや、なんでもないです。」という僕の"脳の活動"でした。
ただのピアノの即興みたいでノホホンとしたというか、正直拍子抜けしてしまって。
「機能的磁気共鳴画像(fMRI)装置で測定した血流を加えて、音をミキシングした。EEGとfMRIを組み合わせることにより、音の高さと強さを別々に作用させられるようになった」
ちょっとなんのことだか初見では理解しかねますが、ESGとfEMI(KUTI)を組み合わせることで実験がうまくいってなによりです。(その組み合わせの音楽って割とあるような(笑))
火星や土星の衛星で聞こえる音を再現(WIRED)
タイタンの"メタンの滝"の音!
字面だけで、胸が高まるではないですか。
音はこちらも残念でしたが、こういう音なんだという認識が得られて少しかしこくなった気分です。
もっとすんごいのを期待していたのですが、メタンも地球上に存在する元素、ですものね。
いやはや、組曲「惑星」なんてものを創造したグスターヴ・ホルストは偉大としかいいようがありません。こっちのほうが最初聴いたときドキッとしましたもん。
Hugh Metcalfe ヒュー・メトカーフ / My Guitar Is A Virgin
邦題は「処女ギター」!(今決めました)
ギター片手に音の波間をぬって処女航海(初陣)。
ビクッとしました。"メタンの滝"なんかよりずっと。
それにしてもなんなのでしょう、このジャケットのイラスト……。
エイリアンでも、もうちょっとマシなはず!
早くこんなエイリアンが地球に遊びにこないかな。
そう、ヒュー・メトカーフは人間じゃありません!(という願望)
いや〜、なんだかんだで人の想像のほうが音楽は面白いな、という話でした(ということで締めたい)。
(藤瀬俊)