Love Is A Season / Eydie Gorme

Hi-Fi-Record2006-06-19

ハイファイのすぐそばに、昔からやっている駄菓子屋さんがある。
菓子パンやドリンクを扱っていて、夕方にはもう店じまいしてしまう、
昔ながらの営業モード。
レジには時間帯により交替で3人のおばさんが立つ。


そこでフリスクやドリンクを買って、ハイファイに出勤するのが、
すっかりもう、いつものくせになってしまっている。


「あら、かわいいシャツ着てますね〜」
レジで声をかけられたのは去年の夏の終わり。


寺田順三の書いたペンギンのイラストをあしらったシャツをぼくは着ていたのだ。
「あなたのお子さんのかと思っちゃったわよ」
といって、おばさんはカラッと笑った。
ぼくには”お子さん”はいなくて、自分で着たくて着てるんですよと言ったら、
「あらま、かわいらしい」
まあ、一瞬、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていたけれど。


今年もそのシャツをおろした日に、お店に寄った。
「あら、またそのシャツの季節が来ましたね」と言って、
おばさんはとてもうれしそうな顔をした。


コーヒーとドーナツパンとフリスクのミント味を買って、
今日もまたぼくはハイファイに向かう。


夏でも冬でも笑顔ってことで
イーディ・ゴーメに今日は一票を。

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さて、買付日記は5日目になる。


○月○日 5日目 くもりのち雨


起床時間、はなはだ遅し!
長時間移動の次の日は、運転していないぼくでも疲れが出るみたい。


今日は、さらに昨日よりも長い400キロほどの移動。
雲が多く、やな感じだと思っていたら、半ばほどでポツポツと雨が降り出した。
まだこの季節は雨が降ると気温が急に下がる。


目的地までの途中にある、ちょっとした大学町。
瀟洒な街角に不満はないけれど、この町のレコードショップは気分良しとはゆかず。
不運なり。


チェーン店のブレッド・ショップで昼食。
「緑茶」を注文した大江田さん、またもや顔をしかめる。
「砂糖が入ってるよ、これ(涙目)」


この州も、スーパーで問題なくビールが買える。
さすがに疲れて、大した料理が作れない。
大江田さんはワインに手を出した。


つづく。(松永)


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