Spike Jones / The Best Of Spike Jones

Hi-Fi-Record2006-06-30

「動く志ん生の映像があるよ」と教えてくれたのは、
十数年前に働いていたバイト先の先輩で、
NHKに秘蔵されていたという「風呂敷」をダビングしてくれた。


どういうわけか、そのビデオテープは誰かに貸したまま、今や行方不明。
だけど、何回繰り返してみたかわからない。
あんなに顔の愉快な年寄りは、未だに見たことがない。


しかし、もっと驚いたのは、
ぼくたちが知っている志ん生は、
昭和30年代以降のツルッパゲ状態なのだが、
それはあくまで晩年、60歳を過ぎてからの姿だということ。


現に昭和20年代の白黒映画で見る志ん生には、毛があるのだ。
まったく、ひとの顔なんて、いつが落ち着きどころなのかわからない。


スパイク・ジョーンズ
こういう落ち着きどころも、理想のひとつではあるな。

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買付日記です。


○月○日 9日目 晴れのち雨


今日は、ちょっとしたエイジアン・タウンにあるレコード屋が一軒目。
買い物を済ませ、小腹も空いた。
ということで、何だか良さげなチャイナ飯へ入る。
この店の味付けは上海風味だそう。


「上海風味ということは台湾に近いんだよね。こりゃ美味いよお!」と大江田さん興奮。
そして、その興奮にハズレは無かった。
うま〜い!
麺もスープも反則ワザ!


普通、アメリカのチャイナで「拉麺」を頼むと、焼きそば的なものが出てくるのだが、
この店にはスープに入ったつゆそば的な拉麺がちゃんとある。
感激だ。食い過ぎた。


しかし、幸運を使いすぎたのか、午後から冷たい雨。
それにつられてか、その後回ったお店も元気がない。


こんなことで幸運を使い果たしてたまるか。
というわけで帰宅を決意。
いたずらにダメ店にこだわり過ぎないことも買付の極意である。なんつって。


帰って、WWEを見ましたとさ。


つづく。(松永)


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