John Mayall / Notice To Appear

Hi-Fi-Record2006-07-03

違法駐車の取り締まりが厳しくなり、
確かに明治通りの路上駐車もちょっと少なくなったような気がする。


アメリカの、特に大都市での取り締まりは徹底していて、
コイン式のメーターのリミットを少しでも過ぎると、
おばちゃんがバイクで回ってきて、違反の紙を切る。


イギリスのブルースマンジョン・メイオールを、
ニューオリンズの才人アラン・トゥーサンがプロデュースした名作『Notice To Appear』。
ジャケットに並ぶふたつのメーターは両方とも時間切れ。
だから「出頭して罰金払いなさい(Notice To Appear)」。


このアートワークの意味がわかったときは、うれしかったな。

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今日は早めに買付日記に。いよいよ佳境です。


○月○日 10日目 くもりのち晴れ


朝から買ったLPをまとめる。いよいよ明日で帰国だからだ。
何か名残があるんじゃないか?
じっと大江田さんの目を見る。


「昨日の上海中華に、また行きたいんだね?」
コクリ。ランチ、食べましょう。


かくして、今日の目的地にはちょっと回り道だと知りつつ、
今日も上海中華に行ってしまう。ゴマンエツ。


午後から、チャイナタウンのそばのレコード屋へ。
車が止めにくい街なのに、幸運にも近所に駐められた。
しかし、1時間リミット。急げ!


地下のLPフロアでパタパタとレコードを見ていたら、
カメラマンと色男が降りてきた。
しゃべっているのはフランス語。どうやら、このひとは俳優かタレントか。


車に戻るとき、彼らは近くの交差点で撮影の続きをしていた。
カメラマンは地べたに寝転がって、下から仰ぎの画を取っている。


今日最後の、そして、今回の旅程最後の店に到着。
会計のとき、何だか破けた感じだけどいい音楽がかかっているなと思ったら、
ファグスのESP盤だった。
疲れた体に沁みたなー、あれ。


酔いも早く回る。寝よう。
明日は飛行機。でも日記は、まだまだつづく。(松永)