Starbuck / Moonlight Feels Right

Hi-Fi-Record2006-07-20

 このアルバムのタイトル曲「Moonlight Feels Right」を初めて聴いたのは、FENだった。ラジオからこの曲が流れてきて、思わず耳がクィッとそちらに惹かれ、そして間奏が流れてきてビックリ。間奏のインストルメンタル部分は、なんとマリンバがリードを取っていた。そしてそれが次のシンセに受け渡すまで、16小節も続いた。フレーズの構成も見事だなと感心した。


 なにしろ英語放送のFENで聴いているのだから、アーチスト名も曲名も良くわからない。あのマリンバが間奏を取っている曲って何?誰がやってるの?そんな質問を廻りのポップスファンに、投げかけた。わかるまでに随分と時間がかかったような気がする。


 それからレコードを探した。そしてアルバムを入手して針を落として、また楽しんだ。
 なにしろマリンバだもんなあ、他の曲の時に彼は何をやって居るんだろうと調べてみると、担当のBo Wagnerはパーカッションを演奏していた。


 バハ・マリンバ・バンドなどをのぞけば、それ以来、マリンバが間奏を受け持っているポップスを聴いたことが無い。
 間奏の楽器って、とても気になるじゃないですか。思いも掛けない驚きを与えてくれる間奏の響き。意外な変化球。そんな楽しさをくれたバンドの筆頭が、ボクにはスターバックなのだ。(大江田)


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