V.A. / The Rhino Brothers’ Greatest Flops

Hi-Fi-Record2006-08-06

 釣り専門誌は勿論のこと、近年雑誌が多彩かつ専門誌が多くなってきたのはわかりますが、僕の世代の青春雑誌「ホットドックプレス」のような雑誌がないのはとても寂しい。あの雑誌は思春期の男子の悩みに見事に正面からぶつかってくれていた。さすが山田五郎編集長、ファッションとサブカルチャー、そしてエロ。当時インターネットなどの情報源のない僕らを導いてくれた(ホントか?)。


 今はもう情報を選ぶ時代。青少年はエロサイトや2ちゃんねる。、欲望の赴くままにどこへでもひとっ飛び("ちゅうぼう"などと呼ばれないよう気をつけましょう)。しかし情報が直截すぎて判断したり想像したりする過程を知らない若者が増えているように思う。情報そのものより過程が楽しかったりするのだけれど。人に情報を提示する"おもてなしの精神"もホットドックプレスやブブカが教えてくれた(「ウソだ!」と言いたい・笑)。


 そんな僕が今は無き「ホットドッグプレス」に捧げる一枚。
V.A. Temple City Kazoo Orchestra, Gefilte Joe and The Fish etc.「The Rhino Brothers' Greatest Flops」
ジャケット表裏にストーリー仕立てのプールサイド写真。聴く側の勝手な想像を掻きたてます。内容も椅子からズレ落ちるようなホゲホゲで素敵なもの。しかし、いわゆる「考えオチ」な感じではない、マジなグルーヴがホットドッグプレスらしい感じで。


 先日当ブログにて紹介させていただきました湘南のイベントに行って参りました。いやぁ、気持ち良かったです。水辺線はいつ見てもいいものですね。ちょっと仕事が推してしまい不眠で行ったのが心残りです。


 そして前回の日記でのサーファーへの一喝に、自称「湘南のクリオネ」ことI氏他、サーファーの友人数名から「おまえが俺にトミー・ゲレロとかジャック・ジョンソン薦めてきただろうが!」「マーク・ゴンザレスの絵をパクって描いてたくせに!」「オーシャンパシフィック(通称OP、サーフ系のブランド)のポロシャツなんか着てるんじゃないよ!」などのお叱りを受けました。御批判謹んでお受け申し上げます。でも言われてばかりは悔しいので、ネイチャーな彼らにはコレをお勧め↓


「ジャマイカ 楽園の真実〜LIFE & DEPT」(監督・ステファニー・ブラック)。


 僕がサーフィンしない理由は、海水が苦手なことや小さい頃クラゲに刺されたあげく、魚の死骸を素足で踏んで足の裏を怪我したりしたことなどのトラウマと……あと日本昔話の「舟幽霊」、これが怖くって! (藤瀬)


http://www.hi-fi.gr.jp/