Peter Skellern ピーター・スケラーン / Skellern

Hi-Fi-Record2006-08-20

押井守監督作品・Production I.G制作「イノセンス」を観ました。(「いまさら?」なんて言わないでください。)


疲れ眼にビシビシ痛い難解な漢字と逞しい引用(目が醒めました)。半端に電波な僕の脳みそを悲しいほど刺激する電脳ストーリー。


いや、ホントにこんなアニメ日本だけだと思う。押井守監督についていうと、「うる星やつら」のTV版チーフ・プロデューサー/演出のころから、もう最高。大学の卒業論文にまで押井守氏のことを熱筆した僕がまくしたてると、大抵気持ち悪がられますので割愛します。溺愛してます。


映画のエンディングに流れる曲は「Follow Me」。古いクラシックの名曲だ。
(スペインの大御所・ロドリーゴ:『Follow Me』 作詞・Herbert Kretzmer & Hal Shapey 歌・伊藤君子。)


これを提案したのはアニメ界の超大物プロデューサー・鈴木敏夫氏。
また、ヒロインの声を女優・山口智子にしようと提案し、押井守氏と山口智子本人から却下されたのも。
そしてまた、僕の友人がジブリのスタジオを覗いていたところ、「中に入る?」と見学させてくれたのも。(その友人は今アニメ業界にいるようで。)


電脳・義体の世界に、ノスタルジーな密室系オールドタイムもピッタリはまる。
映画の途中にもクラシック・カー(40's な感じ)やオールド・ジャズがちらほら。


両者ベクトルこそ違えど、ひどくロマンチック。


ちなみにこのピーター・スケラーンのアルバムには「Follow Me」は入っておりません。


誰かフォローしてください! 


本日、擬態・亀某の試合が録画(あれまぁ!)で放送されるそうで。こちらの周辺事情はロマンチックのかけらもないようですけど。(藤瀬)


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