Ellis Larkins エリス・ラーキンス / The Soft Touch
ちょっと前のブログで、
猫ジャケのことを書こうとしたら猫のが無くて、
やむをえず犬ジャケを紹介したことがあった。
今回の買付ではそこんとこ何とかしなくちゃと
奮闘して猫ジャケを探してきた。
これはその釣果。
Deccaレコードの”Mood Jazz In Hi-Fi”シリーズの一枚。
このシリーズは全部で十数枚存在すると思うのだが、
その多くが動物をあしらった洒落たデザインになっている。
ドン・エリオットが子犬で、
フレッド・カッツが虎、
アール・グラントがフクロウ、
ラルフ・バーンズがペンギン、
バリー・ガルブレイスは確か渡り鳥みたいなやつだったかな……。
選ばれている動物もさながら、選ばれているミュージシャンも実にマニアック。
個人的にはテナガザルをあしらったジョン・ピサノのアルバムを長年探している。
このエリス・ラーキンスの猫ジャケも、
結構見かけないレコードである。
ぼくは猫を飼っているので、
この猫たちが見上げている目線の先に何があるのかよくわかる。
エサ、もしくは、猫じゃらし。
ジャケットの向こう側にある何かを想像させるのも、
いいジャケットの条件だ。(松永)