黒船レディと銀星楽団 / 古本屋のワルツ
”黒船レディ”こと水林史さんのことを知ったのは偶然だった。
2年ほど前、キヨシ小林さんの取材をしたとき、
いただいた小林さんのCDで
今とも昔ともつかない時代を舞台にしているような
不思議な懐かしさをまとった声の女の子が
戦前ジャズや服部良一ソングを歌っていたのだ。
そのひとが実在するとは、そのときはとても思えなかった。
そんなはずないのにね。
やがて、水林さんが”黒船レディ”の名前で活動していることを知って
すぐにハイファイでCDを扱いたいと注文したら、ご本人が納品に見えた。
ほら、やっぱりホントにいたじゃないか。
そのCD「絵のない絵本」はハイファイでは相当に売れた。
追加の納品で何度も足を運んでいただく羽目になった。
そして今日、できたてほやほやの彼女たちの新作CDがこちら。
これからハイファイで売り出すCDだから、中身のことは書きません。
どうぞご試聴&お買上&ご賞味ください。
10月16日の月曜日には
神田古書店街にある〈神田 東京古書会館〉の地下ホールで
彼女たちのライヴがあるそうだ。
古本屋という過去と現在を行き来出来る場所に
黒船レディの声はよく似合う。
きっと、ちょっとしたタイムトラベルを体感出来るだろう。(松永)