Warren Barker ウォーレン・バーカー / Warren Barker Is In
”In”か”Out”か。
それが問題だった。
ラムゼイ・ルイスの「ジ・イン・クラウド」という曲名を
初めて聴いたのは中学生か高校生か。
たぶん、ラジオで聴いた。
言葉の響きがかっこいいので、
とくに意味は深く考えずに耳に残った。
だが、そのうち、気になってたまらなくなってきた。
”In”ってのは、「何とかの中に」とかいう意味だべ。
ということは、これは「群衆の中に」、はて、何故そこに”The”が付くの?
”In”に「いけてる、流行ってる」という意味があることは、のちに知った。
だから「ジ・イン・クラウド」は「いけてるやつら」ということになる。
「サンセット77」のスコアなどで知られるウォーレン・バーカーの
「ウォーレン・バーカー・イズ・イン」のジャケットには
1959年当時のアメリカで、何が”In”で、何が”Out”だったのか、
かわいいイラスト入りで解説してある。
「シェラック・レコード(SP盤)はとっても”Out”すぎて、逆に”In”である、
ただし、ジャリジャリ言うジャズのレコードは除く」
なんていかしたことが書いてある。
その文章を読んでみたければ、レッツ・ズーム・イン!(出来ません)
(松永)