Zim Zemarel Dance Band / Evergreen ズィム・ゼマレル

Hi-Fi-Record2006-12-10

大学の頃の友人に会うと、お恥ずかしながらアニメ話に花が咲くことが多い。


国立の洒落たカッフェで2人、オーガニックな素材の料理を食べていても、会話はアニメと漫画の話ばかり。あ、音楽もたまに。


筒井康隆ファンであるA君と、プチ・安藤雅司(キャラクターデザイン)&今敏ファンの僕。


「パプリカを観に行こうっ!」(公式サイト


と話は盛り上がって、@テアトル新宿・満員御礼のなか鑑賞した。


簡単に言うと、キャラ立ちは完璧。"よくわからないキャラ"なんていないし、ヒロインの千葉敦子 a.k.a.パプリカはいわゆる"ツンツン"、"デレデレ"の両極を持っちゃってます。色彩良し、脚本良し。スッキリ楽しめるアニメでした。広告に大きくある「夢が犯されていく」のコピー。要するに大人向けってことでしょう。甲殻機動隊の"電脳"となんだか仕組みが似ているような気がしないでもないけれど。


あ、音楽の話をしなければ! 


パプリカのテーマ曲は「白虎野の娘 / 平沢進」。懐かしやP-Modelのリーダーの方でした。ソロになって様々な所でご活躍されているようです。メロディで泣かせる聴かせる曲ってアレンジ・手法によって、より心に響くもんなんですね、やっぱり。エンドロールに入る瞬間、曲が始まった時、少し鳥肌立ちました。


そこで、本日の一枚は遅れてきたビッグバンド・マスター「Zim Zemarel Dance Band / Evergreen」。


「Lowdown」(オリジナルはBoz Scaggs)のメロディの良さに改めて即倒しそうになりました。ヴォーカルはなけれど、このディスコ・ブギーなアレンジはどうですか! ひょっとして、ヤン富田さんの仕事「Miss A(阿川泰子) / Lowdown」(クリスマス・ヴァージョンも大好き)のアイディアはここから!? 他にこんなアレンジ知りません。シビレるイントロからしてクラッときます。


ちなみに昨日見た夢は、パプリカ鑑賞後、合流し飲んだK君が「安室奈●恵のバックダンサーに選ばれた」という話だった。(これもクラッとする話ですねw。)


煌びやかなステージ上で、歌うア●ロの後ろでやたらフレキシブルに踊るK君。


サイバー・トランスなイントロからア●ロが歌に入った瞬間、K君も激しく踊りながらマイク(耳にかけるタイプ)で熱唱し始める。


「えっ! ちょっっ…。」ア●ロ&観客が唖然呆然…それでもK君は狂おしく熱唱、という内容だった。


そこで映画「アイアム・サム」のワン・シーンへ繋がればバッチリの"パプリカ"っぶりだったけれど、そうはイカのなんとか。


どうやら僕の夢の中にK君が侵入し、暴れているようである。僕を癒し&助けてくれるはずの愛しのパプリカは出て来ないし! まさか、ア●ロじゃないよね?(藤瀬俊)


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