V.A. James Brown, etc. / The James Brown Show

Hi-Fi-Record2006-12-25

今日書こうとしていたことは、さっぱり忘れた。
ジェームス・ブラウンが亡くなったからだ。


現時点ではUS Yahooの情報が一番詳しく、
12月25日の午前1時45分(アメリカ東部時間)に病院で亡くなったそうだ。
死因は肺炎。
JBが肺炎で死ぬなんて。
痰なんかゲロッパと吐き出せただろうに。


クリスマスの夜にお迎えが来たことが
せめてもの救いだったか。
ブルース・ブラザース」で神父さんを務めた甲斐があった。


よし!
JB聴こう!
なに?
無い?


こういうときにちょっと困るというのが
ハイファイのハイファイらしいところだったりもする。


それでも何かあったはずだと買付の荷物をほじくり返したら、
JB一座のアルバムが出てきた(今晩サイトにUP予定)。
JBは歌わず、バンドリーダーとオルガンに徹し、
まわりのみんなを紹介するという構成。
ラストをJBがオルガンインストの「サティスファクション」で締める。


ちょうどよろしい。
ぼくはJBのオルガンが聴きたかった(半分本音/半分強がり)。


そして今晩、どこかのテレビでJB映画祭やってくれないか。
「スキー・パーティー」(1965年)で「I Feel Good」を歌い踊りまくる白銀のJB! 若い!
ブルース・ブラザース」(1980年)の神父さん!
「ロッキー4」(1985年)!
調子に乗って「ブルース・ブラザース2000」(1998年)で、もいっかい神父さん!
4本見るうちにソウルの夜が明けた。


きっと来年には伝記映画の製作が始まるだろう。
若き日のあのJBの神がかりなダンスを再現出来る俳優はいるのか?
ヒップホップ世代に、あの痙攣は難しい。
しかし、若いときは別として
中年以降には妙案あり。


そのひとの名は21世紀のJB(イニシャルのみ)こと
ジャック・ブラック
もちろん黒塗りしてもらって……(以下妄想につき略)。


この半世紀で
間違いなく世界一の
ハーデスト・ワーキング・マン・イン・ショウビジネスに
心からご冥福をお祈りします。(松永良平


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