Big Daddy / Meanwhile... Back In The States

Hi-Fi-Record2007-02-04

先日、Pasmoのポスターについて、著作権がどうのと申しましたが、


引き続き、本日は昨今話題の版権問題。


「ドラえもん最終話」


あのマンガ・コラムニスト夏目房之介氏は「泣いた。ドラえもんへの愛情に溢れる作品。」と評価。


で、 僕も泣いた。


のび太の変貌振りに目頭が熱くなった。


同人漫画は元来、オリジナルへの愛情なくしてできるものではない。(「パチ漫」かわ かずお著、は素晴らしい)


公の場での「ものまね」芸も同じようなもので、許可無く披露したら訴えられるんだろうか?


僕は、ものまね芸人・神無月や、ミニミニ長渕(英二)がテレビ画面に出た瞬間、つい笑顔になってしまう。(英二氏はなんと自分のオリジナルCDまで出しちゃってます。)


画面から"オリジナルへの愛"が溢れているからだ(無論、邪悪なオーラを放ってる場合もあるけれど。コミケの脱税しかり。)。


そんな愛すべきものまねアーティスト、ハイファイで探してみた。


Big Daddy / Meanwhile... Back In The States ビッグ・ダディ (1985)


ものまねとは違うけれど、世界中でヒットしたビッグ・チューン(いつか使いたかった!)を、大胆にもロカビリー&オールディーズ化。


楽しくてしょうがない、そんな愚直で酔狂な空気が伝わってくる。らりぱっぱ。


"ネオロカ"ってところが、また同人誌チックな風情で。


もしかしたら、20数年の時を経て、本アルバムを現代の若くてロカな女子(稀少です)が、「ギザカワユス!」なんて言ってくれるかもしれない。そんな期待をスティーヴィー・ワンダー「I Just Called To Say I Love You」のカヴァーを聴くと抱いてしまう…。


訴訟社会の今だったら結構話題になったんじゃないかなぁ…。「ライブやる度に膨大な著作権料で採算がとれず、赤字がかさむバンド」として。


さて、僕の邪推はどうでもいいとして、とにかくこいつら最高!(藤瀬俊)


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