Big Daddy / Meanwhile... Back In The States
先日、Pasmoのポスターについて、著作権がどうのと申しましたが、
引き続き、本日は昨今話題の版権問題。
あのマンガ・コラムニスト夏目房之介氏は「泣いた。ドラえもんへの愛情に溢れる作品。」と評価。
で、 僕も泣いた。
のび太の変貌振りに目頭が熱くなった。
同人漫画は元来、オリジナルへの愛情なくしてできるものではない。(「パチ漫」かわ かずお著、は素晴らしい)
公の場での「ものまね」芸も同じようなもので、許可無く披露したら訴えられるんだろうか?
僕は、ものまね芸人・神無月や、ミニミニ長渕(英二)がテレビ画面に出た瞬間、つい笑顔になってしまう。(英二氏はなんと自分のオリジナルCDまで出しちゃってます。)
画面から"オリジナルへの愛"が溢れているからだ(無論、邪悪なオーラを放ってる場合もあるけれど。コミケの脱税しかり。)。
そんな愛すべきものまねアーティスト、ハイファイで探してみた。
Big Daddy / Meanwhile... Back In The States ビッグ・ダディ (1985)
ものまねとは違うけれど、世界中でヒットしたビッグ・チューン(いつか使いたかった!)を、大胆にもロカビリー&オールディーズ化。
楽しくてしょうがない、そんな愚直で酔狂な空気が伝わってくる。らりぱっぱ。
"ネオロカ"ってところが、また同人誌チックな風情で。
もしかしたら、20数年の時を経て、本アルバムを現代の若くてロカな女子(稀少です)が、「ギザカワユス!」なんて言ってくれるかもしれない。そんな期待をスティーヴィー・ワンダー「I Just Called To Say I Love You」のカヴァーを聴くと抱いてしまう…。
訴訟社会の今だったら結構話題になったんじゃないかなぁ…。「ライブやる度に膨大な著作権料で採算がとれず、赤字がかさむバンド」として。
さて、僕の邪推はどうでもいいとして、とにかくこいつら最高!(藤瀬俊)