Andy Williams アンディ・ウィリアムス / Get Together With

Hi-Fi-Record2007-02-06

アンディ・ウィリアムスが日本語で歌った
「味の素」のCMソングがCDになったので(2006年12月8日のブログ参照)
こないだ、ようやく買った。


ピクチャー盤のソノシートで配布されていた
オリジナル盤に収録の3曲と、
実際にCMで流されていた30秒エディットのヴァージョンを含めても、
全部で4分半程度しかないが、
朝、出がけに通して聴くのにちょうどいいサイズ。
人工調味料の歌とはいえ、実に晴れやかな気分になる。


データによると、
その3曲がレコーディングされたのは
1969年のクリスマス・イヴ。
多幸感を売りにしていた60年代のポップス、
その中核をになっていたアンディ・ウィリアムスのような存在にとって、
この年、「味の素」をレコーディングしながら聞いたクリスマスの鐘は
大きな時代の変わり目を告げる音でもあっただろう。


それと同じ年に発売されたこのアルバム。
オズモンズのコーラスをバックに
「モア・トゥデイ・ザン・イエスタデイ」を歌っている。


昨日よりも今日を、か。


何となく決意の表明めいた偶然を感じなくもない。
最近、こうしたポップ・ヴォーカリストたちの
70年代の作品を好んで聴いているが、
彼らなりに時代と渡り合おうとした様子は、
60年代よりも俄然スリリングだったりするのだ。(松永良平


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