Meri Ellen And Her Cohorts / Hi-Fi Antics メリ・エレン&ハー・コ
今日はバレンタインデー!
日本中にチョコが飛び交う日。
イチ男子として、ちょいと悩ましい日。
「義理」と「本命」あなたはどちら?
今日はバレンタインということで「My Fanny Valentine」を。
Meri Ellen And Her Cohorts / Hi-Fi Antics
ここで聴けるマジカルでスウィートな「My Fanny Valentine」が、僕は好き。
数あるカヴァーの中でも、これはアレンジャーのDon Elliottの才能が爆発してますよ。アコーディオンがリードして、パーカッシヴ、"近所のお姉ちゃん"みたいな、どこか親近感を感じる甘ったるいヴォーカルにスリリングなコーラス。ジャケットもチョコレートの箱みたいでカワイイ。
「Valentine」は"恋人"の意。それにしてもやっぱり歌詞が素晴らしくって。
要約すると、
「ブサイクでもおもろいあなた、サイコーよん。大好き! そのまんまでいてね。」
そんな洒落た作詞作曲は、巨匠Rogers&Hartによるもの。
ここ渋谷では、"非モテ同盟"なるゲバ団体が騒がしいらしい。
「フラレタリア階級」って造語w、ちょっと使いたくなりました。彼らの革命が"童貞喪失"という、どこか乖離・矛盾する着地点でないことを祈ります。
本日、渋谷は、曇り時々雨。
母からチョコレートが贈られてきた。
ルサンチマン時々涙。
え、ちょっと、「義理」じゃないよね?
2月14日は、西暦270年・ローマ帝国の聖ヴァレンティヌスの処刑された日とのこと。ルーツは「ルペルカリア」という祭事、いわばエッチな"ねるとんゲーム"。風紀の乱れを憂えた政府が禁じ、しだいに男女間でプレゼントを交換し合うようになり、チョコレートを贈る慣習は19世紀後半のイギリスではじまる。日本では1970年前後から流行して、現在に至る。
以上、簡単なトリビア付けておきました。ふ〜ん、って感じですけど。(藤瀬俊)