Jimmie Spheeris / Ports Of The Heart ジミー・スフェーリス

Hi-Fi-Record2007-02-18

このジャケットを見ると、室内プールにプカプカ浮いて、天井を見つめていた頃を思い出す。


水の浮力にまかせて身体を浮かす。その時に「きゅお〜ぉ〜ん、こぉ〜〜」とか、何かの反響音のようなものが聞こえるあの感じが好きだった。


高校生の頃、毎週のように休日には自転車で30分くらい離れたところにある、少し大きめのスケールの市民プールへ繰り出していた。"スイミング"クラブ通いである。


そのプールからの帰り、身体の力がだらしなく抜けた気怠いサイクリングが気持ち良くって。


そういえば高校時代にハマったアニメ「エヴァンゲリオン」が、「エヴァンゲリヲン」として今年の9月上映されるらしい。


当時すでにエヴァンゲリオンはテレビで放送済で、少し後追い(再放送)で見ていた。


いまさら内容はどうあれ、一応多感な時期に見たワケで。


結果、アスカ・ラングレーというキャラに惚れた。


それを友人に話すと、「君、暗いからね。」と言われた。お前に言われたかない、と、その友人に向かって思ったものだけれど。


こんな感じのパーティとか好きなのに。(ちなみに本日の新入荷アイテムに有り。試聴にこの曲は入れてませんけど、ちゃんと収録してます。)


なお、ジミー・スフェーリスの本作は、彼が27歳の頃のリリースした4枚目のアルバム。


もうちょっとで、わたしめ同い年じゃないの。


60年代末のグリニッジヴィレッジでColumbia社長Clive Davisに見出され、セカンドから本作までのオーシャン系SWWな3部作がハイファイでも人気です。35歳で不慮の刺殺、とのこと。


夏のまぶしさを閉じこめたかのようなジミー・スフェーリスの本作、エヴァンゲリオン、プールでプカプカ。まだ冬なんですが、今日、雨が止んで雲間から指した眩しい光を見たら、なんとなくホンワカなっちゃって"うつらうつら"、いや、つらつら。(藤瀬俊)


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