The Fortunes ザ・フォーチュンズ / Storm In A Teacup
ブログが今ほど盛んになる前、
一年ほど掲示板をやっていたことがある。
teacupという会社が運営している掲示板だった。
ときを同じくして、
減量を試みた。
やったのは寝る前の腹筋(10回から始めて最後は150回まで)。
駅までの行き帰りの徒歩。
食事をよく噛む。
さらに2杯おかわりしていた白飯を1杯に。
それだけのことなのだが、これがよくやせたのだ。
だが、実際にはもうひとつ理由があった。
実はその掲示板に、
毎日の体重の経過を事細かに書き込んでいたのであった。
ひとに見られているという意識が、そのせいで高まった。
それで余計に熱中できたのだと思うのだ。
減量は半年間やって、
何と12キロやせた。
しかし、いよいよ学生時代以来の50キロ台に突入かと思われた矢先、
悲劇は起こった。
買付中のモーテルで、
調子に乗って腹筋をしていたら、
床のカーペットとお尻が摩擦を起こし、
なんと皮がすりむけるほどの火傷をしてしまったのである。
普通に座っていてもヒリヒリするのに、腹筋なんて無理だ。
そういうわけで、減量は終わった。
それから3年以上経って、
今はなかなかのリバウンド(ただし、最盛期は超えていない)。
つくづく、あのときあんなにやせられたのは
やはりteacupのおかげだと思う。
毎日、teacupの掲示板に嵐を起こす勢いだった……、って、
それで「ストーム・イン・ア・ティーカップ」かよ!
そのお叱りは、ごもっとも!
では、曲を紹介して嵐のように去るとする。
フォーチュンズの「ストーム・イン・ア・ティーカップ」は、
大ヒットした「雨のフィーリング」よりも好きな曲。
作者のリンゼイ・ルービンは、このあと、自分でも歌手デビューした。
そのひとこそ、かのリンゼイ・デ・ポールなのでした。
彼女の歌う「ストーム・イン・ア・ティーカップ」は
「シュガー・ミー」のシングルB面。
当然、そちらも最高の出来だ。(松永良平)