The Fortunes ザ・フォーチュンズ / Storm In A Teacup

Hi-Fi-Record2007-03-12

ブログが今ほど盛んになる前、
一年ほど掲示板をやっていたことがある。
teacupという会社が運営している掲示板だった。


ときを同じくして、
減量を試みた。


やったのは寝る前の腹筋(10回から始めて最後は150回まで)。
駅までの行き帰りの徒歩。
食事をよく噛む。
さらに2杯おかわりしていた白飯を1杯に。


それだけのことなのだが、これがよくやせたのだ。


だが、実際にはもうひとつ理由があった。


実はその掲示板に、
毎日の体重の経過を事細かに書き込んでいたのであった。
ひとに見られているという意識が、そのせいで高まった。
それで余計に熱中できたのだと思うのだ。


減量は半年間やって、
何と12キロやせた。


しかし、いよいよ学生時代以来の50キロ台に突入かと思われた矢先、
悲劇は起こった。


買付中のモーテルで、
調子に乗って腹筋をしていたら、
床のカーペットとお尻が摩擦を起こし、
なんと皮がすりむけるほどの火傷をしてしまったのである。
普通に座っていてもヒリヒリするのに、腹筋なんて無理だ。


そういうわけで、減量は終わった。
それから3年以上経って、
今はなかなかのリバウンド(ただし、最盛期は超えていない)。


つくづく、あのときあんなにやせられたのは
やはりteacupのおかげだと思う。
毎日、teacup掲示板に嵐を起こす勢いだった……、って、
それで「ストーム・イン・ア・ティーカップ」かよ!
そのお叱りは、ごもっとも!
では、曲を紹介して嵐のように去るとする。


フォーチュンズの「ストーム・イン・ア・ティーカップ」は、
大ヒットした「雨のフィーリング」よりも好きな曲。
作者のリンゼイ・ルービンは、このあと、自分でも歌手デビューした。


そのひとこそ、かのリンゼイ・デ・ポールなのでした。
彼女の歌う「ストーム・イン・ア・ティーカップ」は
「シュガー・ミー」のシングルB面。
当然、そちらも最高の出来だ。(松永良平


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