Modern Romance / Trick Of The Light モダン・ロマンス
米アニメ・サウスパークで、エリザベス女王が拳銃で自害する話が放送されて問題になっているという。
漫画の神様・手塚治虫さんも「漫画はいわゆるひとつの風刺なんです。漫画というものは常に社会に訴えるものでなくてはならない!」というようなことを生前のインタビューでおっしゃっていたのに。善であれ悪であれ、なんと世の中は寛容でないことか。
だいたいサウスパークは昔からずっとこんな感じ。姿勢になんら変わりはない。
もう分別とか不謹慎とかそういう問題でなくて、"ある視点"そのもので(ひどい視点だけどw)「いろんな観点からふざけてみました」というアニメなのに。
いつの間にか桜は満開。今日なんて絶好の花見日和でしょう。
こんな気持ちいい日の午後は軽〜いラティーノな気分。「桜」こと「Cherry」にまつわる"ある視点"から80'sファンカラティーナの名盤にして入門盤にもピッタリな「Modern Romance / Trick Of The Light」から「Cherry Pink and Apple Blossom」を(試聴Bをクリック!)。
デビット・ボウイやT-REXなどのアルバムも手がけた英国きっての辣腕プロデューサー、トニー・ヴィスコンティ(Tony Visconti)がプロデュースした本作は、冒頭の「High Life」からゴキゲンですし、2曲目の「Don't Stop That Crazy Rhythem」も花見で芋焼酎をお湯割り(お湯持参)しちゃうようないなせな"ちょい悪"でステキなアルバム。夜桜を楽しむにも良いアーバンメロウな楽曲もありますし。
逆立ちギミックなジャケしかり、この"軽さ"がファンカラティーナの魅力なのは言うまでもありません。お値段もお手軽ですw。
トニー・ヴィスコンティ?? というハイファイのお客様には元ZombiesのスモーキーなヴォーカリストColin Blunstoneの名盤「One Year」のアレンジャーと言えば、少なからず信用していただけるはず。
彼がプロデュースした作品のうち現在ハイファイでは
Surprise Sisters, The「S.T.」
Marmalade「Our House Is Rocking」
を在庫しておりますので、宜しければご試聴の後にカートをクリックw! (藤瀬俊)