Willie Restum And His Trio ウィリー・レスタム / Recorded Live At
昨日、お店に同窓の友人M君がやってきた。
「何かある？ 買ってやってもいいぞ。」と、M君。
根っからの電波系のM君だから、聴けば誰もが感電しちゃう
「ザ・スペイスメン / アワ・クレイジー・ダンス 〜阿波踊り エレキギターで民謡を〜」
を薦めた。
「そういや阿波踊り、観に行かないか？ 確か毎年高円寺でやってたよなぁ？」と、M君。
M君と僕は昔小金井に住んでいた。一緒に小金井駅前商店街で行われる盆踊りに行ったのを思い出した。
※ちなみに「うる星やつら」のアニメ第１話には、「小金井駅前商店街」が登場。
あたるがラムちゃんを追いかけた場所は小金井だったのであ〜る（隠れ電波系の本領発揮！）。
小金井の盆踊りで思い出深いのは、踊る酔っぱらい、御年80前後のおじいさん。
やたら巧かった。老獪というか、酔狂とはまさにこのこと。
手足のフニャフニャした動き、キュートな腰つきに、微動だにしない薄ら笑い。はだけた半被も素敵だった。
この良い塩梅の酔いどれ感。ハイファイの人気者・Willie Restumとなんか似てる。
吹いて、歌って、お客さんを煽るエンターテイナー、バリトンサックス奏者・ウィリー・レスタムのライブ盤。聴いてるだけで、ぼーっと１日が終わってしまいそうなユルユルのグルーヴは、時に感動的でさえあったり、なかったり。
「Chitty Chitty Bang Bang」収録のAudio Fidelityに残したLPが人気だけど、こちらもよろしくてよ。嫌みのない陽気なスイング。ジャケット写真の彼のオシャレなこと（赤×白のボーダーシャツに短パン、黒い靴下にスリッポン）！！
で、M君は何を買って行ったのかというと
「Ino Hidefumi イノ・ヒデフミ / Satisfaction」
阿波踊りでなくて、"オシャレ"を選んだ。彼女連れで来てたからだろう。
ちなみにウィリー・レスタムは、ライヴ会場で手売りしたと思われる自主盤含め数枚のアルバムを制作。極めつけはColombiaに残したシングル。だって、Teo Maseoプロデュースだもん！ （藤瀬俊）
