Mitch Ryder / Sings The Hits ミッチ・ライダー

Hi-Fi-Record2007-06-03

BSEやらなんのその、某所の松●に行ったときのこと(注・"銀座の"でなくて)。


牛丼を食べている途中、まだ半分くらいしか食べてないその時であった!


カウンター越しに店員さんがハツラツと


店員「おかわりいりますか?」


えっ!? そんなのありなんですか? いつから? その当たり前のような口調は、"あり"なんですね! ちょくちょく食べているけど初めての体験! これは嬉しい! 


僕「じゃ、お願いします。」


牛丼が半分残っている状態のドンブリに如何なるかたちで「おかわり」を盛ってくれるのか? さぁさぁ、いざ! ぁ、いざ〜!
ドンブリにがっつくのを止め、背筋を伸ばし、殊勝な気持ちでドキドキしながら待つこと数秒・・・。


「じょぼぼぼぼ〜っ!」


  !?


「おかわり」とは「水」のことであった!


どれだけ狼狽した顔に見えたのだろう。きっと本日紹介の一枚「Mitch Ryder / Sings The Hits」のジャケの顔みたいに一瞬見えたのかも知れない。「あぎゃぁ〜!」っていう。


60'sブルーアイド・ソウル代表する熱すぎるシンガー、ミッチ・ライダーがタイトルの通り当時のソウル・ヒット曲を、例えるならすでに火が通っているものに、さらにバーナーで焼き付けたようなトゥーマッチなド根性で、マッチョにカヴァーしたアルバム。形容が長くてくどいでしょう。しかしそんな持てあます「くどさ」が本アルバムの最大の魅力(多分)! プロデュースはボブ・クリューと、その相棒ハッチ・デイビー! 


ちなみにこの体験をした某所の松●には、なんと昔、詩人がいた。相田みつ●さんのような詩を書いて店頭に並べていたのである。何度写真に収めようと思ったことか・・・。とっても面白く、存在が興味深い詩であった。


「これこれ、おかわりはトゥーマッチぞよ」という天からの教示かもしれない。なんとか表情は穏やかに収めたものの、顔から火が出るくらい恥ずかしかった。嗚呼、哀しや、おかわり事件。 (藤瀬俊・ダイエット中)


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