Eddie Harris エディ・ハリス / Jazz For Breakfast At Tiffany’s

Hi-Fi-Record2007-06-21

出がけに見ているテレビ番組で
オードリー・ヘップバーンの人物伝をやっていて
それなりに興味深く見た。


ティファニーで朝食を」のエンディングについて
ブレイク・エドワーズ監督が
トルーマン・カポーティの原作を変えて
ハッピー・エンディングにしてしまったことなど
恥ずかしながら初めて知った。


映画本編は昔、テレビの洋画劇場で見たきりなのだ。
もう一度見たいなと思わせる
なかなか気持ちの良い番組だった。


個人的に一番興味深かったのは
ティファニー」で重要な役回りを演じることになる
劇中の猫に名前がついていないという設定だったこと。


そうだったのか。
意外だった。
あの猫のために、
わざわざ「サムシング・フォー・キャット」なんて
曲まで用意されているというのに。


確かに、猫に名前をつけたがらない女というのは、
役の性格を設定するうえで
絶妙なポイントになるのかもしれない。


ぼくは猫には名前があるのが当然と思っているふしがある。
というより、名前をつけるのが好きなのだ。


統計を取ったことがないのでわからないけど、
男の方が何かと名前をつけたがるような気がする。
猫に猫以上のものを求めるのは、
たいてい男だろう。
何となくだが、きっとこれは正しいはずだ。(松永良平


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