Andre Previn and His Quartet / My Fair Lady

Hi-Fi-Record2007-08-05

天元突破グレンラガン」というアニメがある。制作はエヴァンゲリオンで有名なガイナックス


友人に「グレンラガンをちゃんと観たいなぁ。」と言ったら、観れるサイトを教えてくれて、若干のタイムラグはあるものの少しずつ観ている(まだ第4話だけど)。
カミナという主人公シモンの兄貴分がいるのだけど、ゴリゴリの自尊心、義理と人情、気合の塊のようなカリスマ性のあるキャラ設定で、ズルイといっちゃあなんだけど、素敵にキャラ立ちしている。∀ガンダムにて、核爆弾と共に散るギャバン・グーニーというキャラクターを思い出した。


「華と散る」


そんな雅なキャラクターを漫画やアニメをあまり見なくなったように思う。鉄板のキャラ設定なのだけれど、どこかその「華」にトゲがあったり影があったりするものが多いのだ。そんな猜疑心いらないよ、と言いたい。
天元突破グレンラガン」。最終話まで観ていないけれど、はまりそうな予感がする。そしたらもっといろんな事をグチャグチャまくし立てるかも知れない。いい歳こいて。その恥ずかしさは意外と気持ち良いから困っもんだ、っていうBSマンガ夜話みたいな。


本日の一枚はこれ以上ない「華」のあるジャケの


Andre Previn and His Quartet / My Fair Lady


オードリー・ペプバーン! 言わずもがな映画史に輝く大女優と2ショット・ジャケット! 
こういう自慢げで好感の持てる自惚れを感じるジャケットはとても好きだ。映画「My Fair Lady」(1964)の楽曲を、華ある艶やかなジャズアレンジでカヴァーした色男全開の好内容になっている。
多くの結婚と離婚遍歴を持つアンドレ・プレヴィン。2004年に結婚した(スゲー!)ヴァイオリニストのアンネ=ゾフィー・ムターと去年離婚したそうです(wiki調べ)。
「女は芸の肥やし」なんていう古い言葉もありますが、女性遍歴の少ない僕にもわかるくらい(笑)、すごくスケベ、いや官能的で洗練されたピアノタッチ。


もし"華麗なる一族"のアニメ版を作るなら、音楽にはアンドレ・プレヴィンを起用してはどうだろうか。今もどこかでナンパしてたり精力的且つ暇なハズ! なんて。(藤瀬俊)


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