Dan Hicks And His Hot Licks / Last Train To Hicksville

Hi-Fi-Record2007-08-13

不入りだったにもかかわらず、
客席に数々の音楽関係者がいたことが
ある意味、伝説にもなっているのが
ダン・ヒックスの初来日公演。


1989年の6月に
新大久保の東京グローブ座で行われた
そのコンサートにまつわる渋谷系都市伝説がひとつ。


客席の最前列にフリ●●ーズ・ギターのふたりがいた。
しかし、ライヴの最中、堂々と居眠りしていた。
それを目撃し、激怒していたのが田●貴男。
(追記:現場に居合わせた方の証言によると
 眠っていた(らしい)のはふたりのうちのどちらかで
 怒っていた(らしい)のも別の方だということです。
 らしい、ばかりで申し訳ありませんが)


そしてこの翌年、
名曲「恋とマシンガン」がリリースされる。


ダン・ヒックスへの再評価が
日本でもようやくささやかれるようになった
90年代の前半、
ぼくの耳にこの都市伝説は届いた。


これは逸話なのか、
それとも、もはや神話か?
さて、うそかまことか……。


小西康陽選曲の渋谷系コンピCD
bossa nova 1991」を聴いていたら、
久々にこの話を思い出した。


BGMはこのアルバムの一曲目
カウボーイズ・ドリームNo.19」にしておこう。(松永良平


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