Nilsson ニルソン/ Everybody’s Talkin’
ニルソンのブラジル盤。
ファーストから4枚目まで、
かなり自由にピックアップした選曲になっている。
土地柄からか、
ボッサっぽい感じが重視されているようにも感じる。
もちろんレア。
しかし、言いたいことはそれじゃない。
このアルバムのアートワークは
アメリカでのセカンド・アルバム「空中バレエ」を使っているのだが、
よく見てほしい。
オリジナルでは空中を飛んでいた
ピエロの姿がここにはない。
あれは後から足したものだったのだ。
ひょっとして発売前のアートワークには
ピエロはいなかったのではないだろうか?
それを足したのがニルソンの意志なのか?
それともニルソンは足したくはなかったのか?
40年後に考えている。
余談だが、
このアルバムのイラストだが、
ときどき、しりあがり寿に影響を与えているのではと
邪推がむくむくと頭をもたげて困ることがある。(松永良平)